魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

集めるな

2009年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

個人情報保護法ができたのが2003年。これも魚座時代の法律なのだろう。不正使用しませんと言うが、そのつもりでも、必ず漏れる。
漏れた後で謝ってもらっても何の意味もない。

正しく使いますと宣言するより、初めから「集めるな」。
どう考えても、必要のないものばかりだ。

ネットで物を買うのにその都度、メールアドレスを集めるな。
ソフトを買っても、ハードを買っても、いちいち登録させる。
企業の側の論理に立てば、色々理由があることは良く解る。

しかし、企業の利益を保護することと、情報によって企業の利益にすることとは、まったく次元の異なる問題だ。

企業保護を理由に集める個人情報は、直接入手しなくても、いくらでも集める方法があるはずだ。もちろん、情報が無くても売買できる方法はいくらでもある。
安易に個人情報を形に取れると思う態度が、消費者を無視していることに気づかないのだろうか。

個人情報を形に取らない販売は、購買のインセンティブにもなることに、そろそろ気づくべきだ。

第一、情報漏れを起こした企業は、補償で倒産するぐらいの補償を支払う覚悟が無ければ、必ず漏らすことになるし、消費者に対し、ますます安易に情報提供を強要するだろう。

企業の言い訳にしかならないような個人情報保護法は、そろそろ、止めるか、改正強化してもいい頃だ。