魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

AB型の国(1)

2009年11月20日 | 占いばなし

文化が高度になれば多元的な物の見方ができるようになる。
日本は様々な歴史的背景から、狭い土地に異民族が共存し、長い時間をかけて調和的に融合した。
世界の異民族の交差点が、いまだに争っている事を考えれば、かなり特殊だ。

占い人類学2」では、日本の基本はAB型と見た。
A型とB型が混在融合した結果だろう。日本人は複雑思考が好きで得意であり、それが日本文化のAB型的特質になっている。

日本でも、乱世後の安定期には勧善懲悪のようなわかりやすさが好まれたが、幕末以降の乱世ではまた複雑化した。
複雑にしてパターン化する二重構造は、やはりAB型だ。
様式の裏に複雑さがあり、複雑にして統一されている。

血液型に限定して考えると、
おそらく、古代にはA型が住んでいて、大陸から、何度も何度も、B型がやってきた。
B型は個人主義で、集団は「ネットワーク」でつながっている。
これに対し、A型は「場」を大切にする融合一体型だ。

B型の基本は個人だから、個人で成し遂げることに長け、個人同士が、その時、意気投合すれば徒党を組み、意に沿わなければ、我慢せずに分裂する。
A型は一体集団だから、個人を殺してでも集団としてまとまり、結果を出そうとする。

個人を基本とするB型は、個人を活かす集中力があるが、A型の場合は集団のための忍耐力が能力となる。

スポーツのように、個人的に目に見える結果を出すことは、明らかにB型が有利だが、学問のように積み重ねと、認知共有してもらう努力という点ではA型が有利だ。

社会集団の突破口となる超人的な力は、B型がもっているが、それを集団全体に役立て、活かしていく力はA型が持っている。
B型的な大陸の風土と比べれば、日本には「積み重ねていくA型」の力がある。それが全体としての強みだ。

そんな日本から、中韓の行動を見ていると、一見、バカに見えるが、大人口の中には、恐るべきB型的超能力者が数多いる。
これが、なにかの拍子にまとまって動き出すと、「たいへんなこと」になるが、なかなかまとまれないのがA型力に欠ける悲しさだ。