魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

三つの落下

2009年09月19日 | 日記・エッセイ・コラム

落ちる」ことが目立つ水瓶座の年。飛行機事故も多い。
同じ「落下」関連事故にも、それぞれ多様な問題が含まれている。

17日、堺市で飛び降り自殺。下を歩いていた、「はたち」さんが打撲の軽傷。何で年齢を言うんだろうと画面を見たら、幡地やよいさん(56)。
はたちさんは無事で良かったが、飛び降り自殺も毎日のようにある。
日本の自殺については、宗教やモラルの観点からも考えてみる必要があるだろう。

17日、岐阜でパラグライダーが墜落。平田昭和三さん(81)が死亡と言うから、タンデムだろうかと思ったら、単独操縦だった。
81歳でパラグライダー歴15年。これはすごい。元気老人時代のトップランナーだ。事故死は残念だが、ある意味、本望だっただろう。
ご冥福をお祈りしたい。

ところで、平田さん、名前が昭和三(しょうわぞう)で、81歳だから、昭和3年生まれだろう。生まれ年の九星が九紫で、今年は九紫の人は要注意の年。控えるか止めるか、すべき年だった。

この事故に際し、先日、アルプスでヘリが墜落したばかりの岐阜県はヘリ出動できず、滋賀県から出たそうだ。これも「落ちる」つながり。

言語道断
13日、東急東横線多摩川駅で車いすの女性がホームから線路に転落、のち死亡。(この人も81歳)
過剰な傾斜のあるホームで、2年前にも同様の落下事故がありながら、会社は、駅員に注意する以外、何の対策も打たず放置していた。
今回、あわてて仮柵を設けるとか言っている。

前回が死亡事故に至らなかったから、真剣に考えていなかったにちがいない。
「ハッと、ヒヤッと」事故と言うが、前回は、怪我人が出ている重大事故だ。にもかかわらず、徹底調査や対策を打たず、漫然と現場に押しつけていた責任者は、懲戒免職でも良いぐらいだ。

大事故にならなければ事の重大さに気づかない。想像力のなさ、緊張感のなさは、高度成長やバブルまでの話で、今やそんな態度は許されない時代になっている。政権交代まで起こる時代だ。
会社の都合で簡単に首を切られるような時代に、自分の職責が解らないような人間が、真っ先に追われなければ、尼崎事故の二の舞になる。