占いで見れば、マイケル・ジャクソンの死は、世相の必然だ。
マイケル・ジャクソンは六白の乙女座。
見上げる「天」のスターの星=六白の中でも
1958年=昭和33年の六白は特別だ。
マドンナもマイケルジャクソンと同年同月生まれ。日本では「花の中三トリオ」など、書ききれないほど、きら星の有名タレントがいる。
プライドの高い負けず嫌いと、見せ場の集中力が、見る者に強いインパクトを与える。
さらに、戌年だから、木星は天秤座とサソリ座にある。天秤座の「ショー才」とサソリ座の相続運が影響している。
この世代は、70年代後半から80年代、バブル崩壊まで、世界の夏の時代とも言えるような、娯楽の黄金期に活躍した。
情報機器の発達。娯楽ビジネスの隆盛に伴って、コンテンツとしてのスターが次々と現れ、1958年の六白には最高の環境が整っていた。
相続運とは、この場合、こうした初めからある環境のことでもあるが、実際、マイケルのように、初めから家族の環境の中から出発したケースも多い。
今年は、九紫の年。三碧、六白、九紫は運命転換の要注意の年。
一方、西洋占星術では
乙女座のスーパースターの典型でもある。
矢沢永吉、井上陽水など、自らスーパースターを演ずることでスーパースターになっているように、乙女座は、自分自身がメルヘン世界のスターに成り切っていく。
ことに、マイケル・ジャクソンの場合は、冥王星と太陽が一体化(合)して、魚座の月の満月で生まれている。
乙女座のメルヘンが、魚座のファンタジーと融合して、絶対的な魅力となって一世を風靡したわけだが、同時にそのことが、彼の生まれ変わり願望(冥王星)をエスカレートさせた。
結局、土星が医療の乙女座、天王星が薬物の魚座にいる時に亡くなったわけだが、これは体力減退と薬物のアクシデントで、特に犯罪とは関係ない。
ただ、
乙女座の医療好きが災いした。という側面は否めないから、自ら命を縮めたとも言えるし、
世相的に見れば、まさに、星の配置通りの事件が起こったと言うことになるのだろう。