魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

また落下

2009年04月03日 | 日記・エッセイ・コラム

北海道のゴルフ場の穴に落下の死亡事故。
何とも不思議で、不気味な事故だ。
秋吉台のカルスト台地では、昔から、軍隊の訓練中に行方不明者がよく出たと聞いている。岩が出ているのでよく見えない台地に、思いがけない穴が開いている。落ちたら発見されない。

今回のゴルフ場は、平地のど真ん中に穴が開いていたが、中は瓶のように広がって水がたまっていたそうだ。
まさに水瓶。
木星→水瓶座の年。またも北海道でセンセーショナルな事故だ。
落下

日本海方面
軍隊の秋吉台の事故は、伝え聞きで、真相は分からない。
昔の軍隊は、そういう訓練中の行方不明者を公表しなかったと思うから、記録はないかも知れない。

軍事力の重要な要素として、機密保持がある。相手に手の内を判らせないことで、作戦の主導権を握れるし、戦わずして威嚇することができる。兵法の極意は戦わないことだから、そういうことがいかに重要かがわかる。

北朝鮮の偽装ミサイル「落下」に、慌てふためき大騒ぎをし、使えるか使えないかわからないような、わずかな迎撃システムを、いそいそと並べ、挙げ句の果てに、道に迷ったことまで発表する。馬鹿コメディーだ。

不審船の時もそうだったが、
憲法九条があり、報道の自由が保証された、民主国家の文民統制の事実上の軍隊・・・という複雑な背景はあるにせよ、
専守防衛も軍事行動だ。
様々な意見で悩むことは大切だが、
どんな「行動」も、いったん始めたら中途半端が一番いけない。

どんなに挑発されても、沈黙を守り。限界を超えたら、迷わず叩く。
そして、どんなに抗議されようと、抗弁しない。それ以上の行動をとらない。
「必要な措置をとった」の一言だ。
相手にはこちらの手の内が見えず、次の行動に移れない。
これは中国のやり方だ。さすがの軍事国家だ。
文民統制のアメリカでも軍事行動は同じ事だ。

今の日本の行動は、この反対をやっている。
国民を安心させる儀式で、日本のノンキさだけを露呈した。
まったく、北朝鮮(中露)の思うつぼだ。様々な情報と口実を提供している。
こんな中途半端な軍事ゴッコは、初めからやらない方がいい。
憲法九条がありますから・・・と周囲の同情をかって、無視している方がいい。

そして、ある日突然、最低限の防衛行動をとり、直ちに、周囲にやむを得なかったと、理解と同情を求める。
あれだけおとなしい人が手を出したんだから、よほどのことだろう、と理解を求めやすい。
こういうことは、「決意と自覚」が無ければできない。
そして、何より外交力だ。