クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

大剪定作業を終えて

2017年11月07日 | ブログ
計2回の大きな危険を伴う剪定作業を無負傷、無事故の中で終えられてホッとしています。振り返ってみて、それをもたらしたのは1つは私が剪定作業に素人であり且つ、初体験の内容であったこと、1つは邪念なく極めて用心深く慎重に、全神経を作業に注げることが出来たこと、あと1つは高枝剪りチェンソーや高枝剪り鋸が鋭く切れたこと です。最初の事柄については、今回の作業がこれまで何回か経験したものであったなら、慣れが油断を呼び大変な事態を引き起こすことがあったかもしれません。2番目については、通常のズボラで面倒くさがり、雑念の塊の私がそれらを押さえ込み自分でも信じられないほどの精神状態に持って行けたことです。1歩間違えば死に至ることがある内容が私をそんな精神状態に導いてくれたことです。3番目の、刃物については通常の考えでは鋭く切れることは危険この上もないことのように感じますが、そうではないことを過去の経験から知っていたことです。私が小学低学年の時、こんなことがありました。家で飼ってあった羊の為に餌にする草を採りに外出しようとしたとき、父は私の年齢から判断して危険と思ったのか、あまり切れない古い鎌を持たせようとしました。ところが、たまたま我が家へ来ておられた叔父が「切れる物を持たせた方が良いですよ」とアドバイスされたのです。古い物では却って危ない、と指摘されました。このことを、長じてから考えて叔父の言葉は確かに真理である、と気づきました。切れない物で無理して切ろうとすれば、そこに異常が発生し易くなるするのは容易に想像できます。今回の作業、この年齢で実施したことはとても良かった、と思っています。と言いますのは、だんだん、年を取っていくばかりで来年、今回のような作業が出来るかどうか分かりません。1年、1年、その可能性は減じていきます。我が家の立地条件で自宅敷地内に大きな木は必要はありませんし、伸び放題にしていたら良いことはないように思いますから。

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