落語コーディネーター菊池明美の公式ブログ

神奈川県川崎市のNPO法人リール理事長の菊池明美です。落語で人と街と世界をつなげます。落語会開催のお手伝いをいたします。

NHK演芸大賞落語部門出場します。

2013-09-20 18:26:01 | 落語会

フジTV「アゲるテレビ」でお天気キャスターとして活躍中の春風亭昇吉さんが今年も「NHK新人演芸大賞・落語部門」の決勝戦に出場が決まりました。

昨年に続いての2回目の出場です。今年の昇吉さんは噺家とキャスターとの2足のわらじをはいて大奮闘の日々でした。ともするとTVの部分が日常の大部分を占めて噺家としての時間が削られているように感じられますが、噺家の部分も大切にしながら過ごしていたように感じていました。

大きなプレッシャーの中を頑張っている姿を、いつも応援していました。特に7月7日開演の国立演芸場での自身初の独演会での「白扇」の舞いは印象に残っています。

菊池明美の落語会にもタイミングを合わせて出演していただいていました。今日の写メは「なかまち落語会」に4月に出演していただいた時の様子です。

出場が決まった「NHK演芸大賞・落語部門」は若手噺家の登竜門とされています。東西の2つ目さん達が予選会を勝ち抜いて出場権を得ます。

今年の決勝戦の出場者は東西5人です。「春風亭昇吉」「立川志の春」「月亭太遊」「露の紫」「鈴々舎馬るこ」

10月18日「金」にNHK大阪ホールにて決選が繰り広げられます。放送日は10月20日(土)4時20分からNHKで放送されます。

今年の秋も楽しみがふえました。

 


プロレスラー・ヨネ家寄席♯1

2013-09-20 12:44:56 | 落語会

9月21日「土」は、プロレスラー・ヨネ家での第1回目の落語会です。

出演は立川談吉さんです。大のプロレスファンという事で談吉さんに出演がきまりました。

プロレスラーのモハメド・ヨネさんは現役のプロレスラーで、大田区池上で自身の「ヨネ家」と言うお料理の美味しいお店を開いています。

14~5人も入ったら満員になるお店での落語会ではありますので、お客様との距離感がとても近いのです。肩寄せ合いながらの落語会となるのです。

終演後の打ち上げ付きの会でもありますので、ヨネさんや談吉さんと密な交流になります。

第2回目の開催も出来るようにと高座も大工さんに特注して作りました。

さてさてどんな落語会になることか乞うご期待です。明日のブログにご案内いたします。


十六夜と落語の噺

2013-09-20 12:44:00 | 落語会

秋の夜長に名月を愛でて楽しむ慣習は趣があっていいものです。

小林一茶の句に満月を見たわが子が、だだをこねている様がなんとも可愛くいとおしく感じます。

「名月をとってくれろと 泣く子かな」

日本の月見は池に映った月を楽しむ風習があります。でも水に映った月は手でつかむ事は出来ません。手のひらから優しくそっーとこぼれおちてしまうのです。

また観月祭には、団子や里芋の供え物にする為に芋の月と呼ばれたり、薄は魔よけとして供えられます。

中国では月餅を食べて月見を行います。月夜には狸が腹鼓を打って人を化かします。

落語のネタ・・・「月宮殿星の都」「おかめ団子」「権兵衛狸」「狸賽」

 

また満月から少しづつ欠けゆく月に魅力を感じます。和歌で月が詠まれています。

清少納言の枕草子・・・序談より

「夏は夜。月の頃はさらなり。」

(訳)夏は夜がよい。日が明るい頃(満月のころ)は言うまでもなく、闇の頃(新月のころ)であっても~

藤原道長

「この世をば 我世と思う 望月の 欠けたる事の 無きぞ思えば」

(訳)この世は自分の為にあるようなものなので望月(満月)のように何も足りないものはない。

吉田兼好法師の徒然草より

「花は盛りに、月はくまなきのみを、観るものかは。」

(訳)花は満開の時のみを、月は雲の無い状態のもののみをみるのであろうか。