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徳島から書道文化を発信します。

令和5年度四国大学書道文化学科卒業制作展➁

2024年02月03日 | 日記
2月3日(土)です。標記の2日目の午前の受付の担当だったので、会場に行きました。昨日、徳島新聞社の取材で、今朝の新聞に大きく取り上げていただいた効果もあって、観客がたくさん来られていました。入口の看板は、上里美貴さんの揮毫です。










4年生も会場に何人かいて、お客様に説明していましたので、自分の作品の前で一緒に写ってもらいました。

熊本県出身の丸野真愛さん。篆書による創作作品です。


香川県出身の藤井愛さん。小作品のうしろには明かりをともしています。


沖縄県出身の金城正樹くん。絵画、書、工芸、沖縄の砂浜で自らが三線を奏でる動画映像とその音楽のコラボで総合的な表現を見せています。


静岡県出身の千葉美由紀さん。般若心経を扇形の用紙に6種の書体(楷書・行書・草書・隷書・篆書・漢字仮名交じり書)で書き分けた作品が見事です。


徳島県出身の笠井柚季さん。和紙や料紙を活用して、万葉集の歌を仮名で創作した作品。



このほか、様々な種類の作品を紹介しておきます。
高知県出身の梶原有未さん。激しい筆使いの大字で、「動」と書いています。


長崎県出身の傍島ほのかさん。篆刻作品。


徳島県出身の芦和晴佳さん。発泡剤を用いて作成した「翔」。


徳島県出身の近藤優菜さん。薄い紙に書いた文字をワイヤーやレジンを使用してアクセサリーに仕立てています。


沖縄県出身の新城大稀くん。芭蕉(バナナ)の葉の茎の繊維で漉いた紙に書を書き、それを行燈(あんどん)に仕立てています。彼は実際に沖縄の専門業者から芭蕉の繊維を取り寄せ、自分で紙を漉く研究をしました。



教員は専任5名と、集中講義などでお世話になっている7名の先生方の色紙作品。私も賛助しています。


これ以外にも、学生の様々な発想で書かれた作品にあふれています。従来型の伝統的な作品もありますが、現代の様々な技法を応用した作品もたくさんあります。それぞれの卒業研究を活かし、個性的でかつ表現幅が広く、とても楽しめる書道展です。
展覧は明日2月4日(日)、10時~17時で終了です。ぜひお出かけください。

4日の夕方には松重学長も見にきてくださいました。学生が作品の説明をしています。


最後に、搬出に来れた4年生の集合写真にも松重学長に入っていただきました。ありがとうございます。



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