ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

かぜまーる 最終公演

2019年02月06日 | 日記

2月6日(水)です。卒業制作展・卒論発表会も2日後に迫り、準備に熱が入っています。

さて、4年間活動してきた書道文化学科の有志グループ「かぜまーる」がいよいよ最終公演を開くことになりました。こちらの広報活動もおこなわれています。彼らも卒業を迎え、大学生としては最終の公演を大学の音楽ホールで開くことにしたのです。

ポスターの題字も、英文字に目を付けて5名のメンバーの姿に例え、書の技法を最大限に生かした絵画のような楽しい書にしています。

このようなポスターデザインも、パフォーマンスの内容も、5名があらかじめ各自の案を作って持ち寄り、それぞれをプレゼンテーションしてから、協議してその中で最も良い案を採用しています。実はこのグループには代表者が決まっていません。全員が同格ですべてを協議によって決定するので、時には意見の対立もあり、単純な仲良しグループではなく企業に近いのです。個々がプロデューサー兼役者です。この中で切磋琢磨されて各自が優秀な表現者として育ち、社会に出ても即戦力となり、書家としても活躍していくと思います。

このような方法は現在、米国のGAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)などの先端企業で採用されている運営方法に近く、日本で一般的なピラミッド構造とは異なります。代表者が決まっていない点はもしかしたら、GAFAを超えている最新型なのかもしれません。彼らが常に社会に注目されるような斬新な表現を提案し、「チャレンジ徳島芸術祭」のパフォーマンス部門でもグランプリを受賞し、多くのファンを獲得した背景には、このような運営方法があると考えています。

ちなみに今回の題字デザインは宇良樹希くんの作品が採用されたそうです。

最終公演は、来週、2月14日(木)の12時半から四国大学の音楽ホールで実施します。

大学以外の方もご覧いただけますが、会場はそれほど大きくないので、入れるかどうかはわかりません。早めに会場にお入りください。

12時開場、12時30分開始です。お楽しみに。