Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

週末の仕事と満足感

2013-08-18 | アウトドーア・環境
ここ二日ほどはまた気温が上昇した。とは言っても摂氏30度までは至らなく、日差しも大分弱くなっている。但し、湿度が高いと、夕方になってからも、運動すると大汗をかく。そのような感じで石切り場でいつもの仕事をして、土曜日に備えた。

石切り場ではまだまだ最高域までの力は出せないが、もう少し涼しくなれば、熟せるだろう。冬シーズンに我々と同じような場所に挑戦している親仁らが、力で七級をこなしていた。見るからに力一辺と言う感じであり、クライミングゲレンデやホールで登ることしか考えていないことが丸見えである。それともあの調子で奇岩地帯のやばい場所も登っているのだろうか、そのようなことはあるまい。それでは命がいくらあっても足りない。

先週に続き、菜食主義者と、ドロミテとシャモニで一緒だった私が密かに呼ぶ「農民」と一緒に奇岩地帯で過ごした。何回か登っていながら、昨年は事故の後で尻込みしていて登っていなかった代表的なルートを登った。農民が矢張り初めてリードをしたがったので、先頭を切って貰った。ドロミテで安定した力を見せていたので、任せたのである。しかし彼は六級には手を出さないのでそれ以下のクラシックなルートを登るためにこの奇岩を選んだのである。私自身は、しんがりで細かいところまでを観察しながら登った。

矢張り中間支点の設置が何よりも重要で、それがしっかりできていれば思い切って体を動かすこそが出来る。一二か所岩が緩んでいる場所もあり、根っこを掴んで上がる場所が気に食わなかった。最後の頂上へ抜ける割れ目は、リードさせて貰った。他の二人がそこが最も難しいと聞いていたからである。なるほど正しい支点を取るまでに時間が掛かり、思いのほか被っているその割れ目の下から割れ目に立ち上がるまでが梃子摺った。身体を右向きにするか、それとも左向きにするかもなかなか分からなかった。

中にある手がかりを使って立ち上がると、その手掛かりが既に腰の下あたりになるので、上の縁にある手がかりをつかむまでが中々安定しない。そして上を掴んだら一気に足を上げて、上部の割れ目に下腕を押し込むまでがポイントであった。その腕が上からなかなか抜けないほどに効くのだが、中々不安定な感じがあるのだ。

その後、皆が登っていないということでこの奇岩の代表的なチムニーを登る。既にここでも何回か写真を紹介しているように、南プファルツを代表する本格的で快適なチムニー登りを愉しめる場所である。農民が時間の都合があるというのでさっさと私が先に登り、中間支点を設置して、第二パーティーとして登って貰った。皆、そのクライミングに満足したようで、声掛け人としても満足であった。

疲れが残っているが、日曜日の朝はパンを取りに行って、走ろうかとすると、これから登ろうとする林道を細身のおばさんが軽やかにジョギングテムポで降りてきた。試しにこのテムポをとってみたいと思って、峠まで上がると21分3161歩で、テムポを上げ気味にしただけピッチが短く刻まれたのが実証できた。下りは、14分2500歩ほどであまり速く走れなかった。汗だくになり、シャツが濡れた。



参照:
岩場で快適な晩を過ごす 2007-06-29 | 暦
命を粗末にしてはいけない 2012-07-03 | アウトドーア・環境
前日の疲れだろうか? 2013-06-24 | アウトドーア・環境

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