Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

水道水に癒されるこの頃

2016-07-02 | 雑感
ラディオでは英国の首相立候補にボリス・ジョンソンが現れるかどうかが話題となっていた。結局候補辞退するということでグローヴとメイの戦いになるようだ。誰がなるかで英国の将来が変わりそうで関心がある。安倍のあとに誰がなるかよりも世界にとっては影響が大きい。ジョンソンが断念したのは、ジャーナリストのグローヴの奥さんが間違ってCCとして送ったジョンソンへの懐疑の内容が広く報道されたからだという。いかにも政治の世界らしい話である。能無しジョンソンを印象付けたことになる。

同じようなゴシップでは、バイロイトの開催を飾る筈だったアンドリス・ネルソンスが、初代音楽監督と喧嘩して、リハーサルを取り止め、リガの自宅に帰ってしまったことが報じられている。面白いのは昨年から下らない話を撒いているディヴェルト新聞の親爺の記事である。「ティーレマンは音楽的にはヴァークナー指揮者としてバレンボイムに次ぐが、トラブルな無しで辞めていくことはない」と書いて、「ドレスデンでも音楽家たちは歯ぎしりを噛んで黙っていて、責任も取らないこの男が関わってくると劇場側も評判を落とす一方で苦慮している」というのだ。なるほど復活祭でオテロの上演で散々な評判だったのも楽団と以前からもう真っ当な関係にないという事だろう。

「ベルリンでの敗北を癒そうとしてバイロイトに逃げてきて ― 真面なジャーナリズムならばPEGIDAのようにお前の来るところではないと書くだろうが ―、機嫌よく助太刀としてやっているが、支持者のいないカタリーナ・ヴァークナー自身、この初代監督を持て余すことになっている」とある。「嬉々とソーセージ詰め合わせを分け合って食していたいつものピンクのポロシャツの監督と指揮者も、流石にリハーサルで合唱と管弦楽団を思い通りに指示する監督に腹を立てたようで、口を挟むどころか指揮棒を奪った」というのだ。またどう見ても面倒そうな「先輩指揮者ヤノフスキーに感激しながらも、今度は自身がカラヤンのアシスタントを務めたように教えようと思っても、それは流石に為らん」と書かれる。それにしてもこのような二流指揮者を祀り上げた者の責任は大きい。

マニュキア落としと同時に発注したポリカーボネートのウィスキーグラスが二客届いた。ワイングラスに関してはSaar Weineさんのブログで知った。そうしたものも試したくてウィッシュリストに入れていたのだが、売り切れていた。ちょっと試すには高価過ぎるので発注していなかった。

今回購入した物は一客5ユーロだった。これを発注した理由はいつも使っているジグの水筒に被せて、保温袋に収められるからだ。底は分厚く、袋は最後まで締められない。だが、これで飲むものはそれほど熱いものではなくて、寧ろ冷ためのものだからそれほど問題が無い。車での移動の時には冷却手提げに入れたままにしておけばよい。

使い心地は今までのプラスティックの感じとはやや違う。蛇口からの水が美味くなる。理由は、縁が冷えないので、中に入っている水の清涼感が増すようだ。これが瀬戸物であると淀んだ感じになり、ガラスだと水の不純なものをどうしても感じてしまう ― 実は我が家の水道は裏山の水なので可成り質が高いがミネラル水ではないということだ。それらに比べると水が美味しく飲めるようになる。

飲み口の当たりは、決して高級グラスのようには薄くも無く、面もそれほど綺麗ではないが、少なくとも安物の欠けたものなどよりは遥かに快適である。フランスの例の分厚い飲み口よりも冷たくないだけ当たりが良い。



参照:
ジカ熱被害の住友化学の責任 2016-02-17 | マスメディア批評
ふれなければいけない話題 2015-06-29 | マスメディア批評
高額であり得ぬ下手さ加減 2016-03-25 | 文化一般
四角い大きな子供っぽい男 2009-09-17 | 文化一般
つまらない音楽家たち 2016-07-01 | 文化一般

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