Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ご奉仕品特売をあさる

2018-01-28 | 生活
久しぶりの眩しい太陽を拝めた。走ることよりも、買い物を優先させた。腰にも張りがあり、前日の鱒が腹でもう一つ収まりが悪かったからだ。そしてスーパーで買い忘れた安売り77セントのスパゲティーの細いのを買い足しておきたかった。嘗てはバリラの五分から八分の太さを使っていたが、最近は濃いソースをあまり使わないので細い三分の消費が一番多い。ヌードルスープにも使え、なによりも調理時間が短く燃料が節約可能だ。2011年以前は考えなかったことで、明らかにライフスタイルが変わった。それ以外にもこのところ急騰して手が出なかったスペイン産のキュウリとレタスを双方とも各々99セントで買えた。ご奉仕特売である。因みにビールの安いのは一缶29セントである。生キュウリなどが有り難いと思ったことはないが、1ユーロを超えるとなると手が出なかった。必要なトイレットペーパーなども補給できてよかった。キュウリ二本の価格でネットショッピングした。

恒例のCD落穂拾いである。最近は忙しくて、そして籠り部屋でPCオーディオは手元でNASまで全てコマンド出来るので、CDプレーヤーを動かさない。勿論籠り部屋から出れば身近にプレーヤーもあり、スピーカーも大きくなるので、制作録音の良さは録音芸術として楽しめる。だから前回11月に入手したCDさえ十分に聞いてはおらず、DVDに至っては一枚をコピーしただけであとのSACDは聞いていない。未聴と言うことが全く理解出来なかったのだが、PCオーディオ主体となるとなるほどと思う。

それでも今回はソニーの棚卸で1.99ユーロが大分出たので、馬の録音を中心に購入した。今でもシナ人としては最も信頼置ける音楽家で、王を聞くまではそれは変わらないと思う。同じチェロの名手でもマイスキーほど趣味が悪くない印象がある、勿論マイスキーの技巧には誰も敵わないと思うが ― マイスキーは生で聞いたが馬は知らない。

一つはスターン、ジャレード、アックスと入れたデジタル初期のモーツァルトピアノ五重奏曲二曲である。些か重苦しいかもしれないが、スターンは分かっているが、若馬を聞くのも悪くはない。次にマゼール指揮でドボルジャ―クの協奏曲で、この名曲のディスクはロストロポーヴィッチ、カラヤン盤しか所持していない。最後に、クレメル、カシュカシュアンとのディヴェルティメントである。

同じシリーズから同じ価格でプロテスタントのミハイェル・プロティウス作曲マグニフィカートなどである。それより高い3.99ユーロでアリオンレーベルのルドォヴィーコ・ロンカリのギターのためのカプリッチョなど、もう一つジョヴァンニ・マリオ・タバーチのナポリ楽派のオルガン曲集の二枚。最も高価な4.99ユーロのモンテヴェルディのマドリガーレ第二集はレザールフロリサンが歌ったものだ。指揮はいつものクリスティーではない。

あれぐらいのグループになると看板がいなくても商売が出来るようになる。音楽的にクリスティーは今でも悪くはないと思うが、殆どの古楽演奏で名を売った音楽家が古典派などを始めて、成功している例をあまり知らない。ヤコブスなどはまだ評価が高い方だろうか。誰も期待していないのに、やはり市場が大きいのでどうしても銭の虫が騒ぐのだろうか。残念なことの方が殆どだ。

合わせて21ユーロを終えるところを、今年から一律6ユーロ引きでなくて、5%引きになった割引を使って、七枚組で19.88ユーロとなり、CD一枚当たり2.84ユーロとなった。さて、安いか、高いか?



参照:
Ich war noch nie in Japan. Das ist.. 2017-04-03 | 暦
熟成の可能性を探る 2014-08-12 | ワイン
開かれた陽画の舞踏会 2009-01-23 | 音

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