Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

おどる阿呆にみる阿呆

2015-07-19 | 文化一般
ルフトハンザの新しいクレディットカードが届いた。まだ引かれていないが三万マイル引かれる予定だ。その代わりマイレージの期限切れを示す図が無くなっているようだ。そのためにアップグレードしたのだから当然である。年間100ユーロは少なくないが、仕方がない。

散髪屋に行った。二月ぶりだが、まだそれほど伸びていない。しかしこの夏最後の暑さを凌ぐには必要だった。予想通り二週間先は床屋も夏休みに入っていたのだ。これで力強く乗り切れる気持ちになる。

USB-DACの情報を日本のサイトで見ていると大事なところを誤魔化しているような戦略が見られる。呆れたことに昨年購入したSACDプレーヤーのUSB入力でハイレゾリューション再生が可能と評論しているサイトまである。MP3しか使えないことは明らかなのだが敢えていい加減な情報を流布していると思えば、更に輪を掛けたようにハイレゾ再生は昔の録音ではないといけないと言い張るオーディオ愛好家まで登場する。

なるほどSPレコードをLP化した様に、リアルPCM録音以前のものも効果は出ないことはないだろうが、どうもハイレゾリューションという言葉に踊らされている気がしないでもない。そうでもなければ必要もないのに十万円を超えるようなDACの市場があるわけがない。

そうした事情を裏づけしているのは、東京で外務省から圧力を受け続けたゲルムス氏がハノーヴァ北のゼンハイザー本社を訪ねて、農家の三代目のオーナー兄弟にインタヴューしている。今や音楽鑑賞は移動中のものになっていて、国内だけでもこの四半期に二百七十万のヘッドフォーンを販売していて、2014年の売り上げも7.5%拡大の634,8ミリオンユーロになり、営業収益も34,7ミリオンと拡大している。アジアでの三割の売り上げ拡大がきいていて、2015年も同様な傾向にあるらしい。330人の開発技術者と2600人の全世界従業員での収益だから、投資家が放っておかないので、ひっきりなしにヘッジフォンドのお誘いに煩わされているらしい。

MP3で育った若い世代が、音質だけでなくてその素材の質などに目覚めたことで、決して安くはないゼンハイザーの製品へと人気が集まるのも、結局そうした情動的な受け取り方があるからだとされる。なによりもシナ、日本、韓国などの技術信奉がその市場を支えているというのだ。

昨夜はとても暑かったが、2003年の八月のように布団を被れないほどではないが、夜中の束の間の雷雨もあり、熟睡など出来なかった。鬱陶しい。



参照:
比較の仕様がないのか 2015-07-18 | 雑感
サマーカットにはしる 2015-05-15 | 生活
異常なI’m not Abeな事態 2015-04-30 | マスメディア批評

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