Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

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2011-02-05 | 雑感
昨晩車のラジオで聞いた。連邦共和国の有権者の民主化への支持と安定維持への懸念は半々ぐらいで、僅かに民主化へのそれが上回っているぐらいらしい。エジプトのことであるが、いずれは中東の安保となっていく重要な問題であることは皆気がついている。

こうした民主化への動きに懐疑的なのは、そうした「隣人」をもつドイツに住んでいるからだろう。憲法でも、政体でも、法律だけでも成立しない民主的な社会の難しさを重々知っているからでもある。少なくともジャーナリズムさえ育たない社会の市民の意識とは大きく異なる。

日曜日でのハイキングでも色々な話が出たが、社会の各層に合意された基準と言うものさえなかなか提示不可なものであって、その土台には自由な議論しかないわけで、民主化即ち自由な論議でしかないのである。折からのラジオが法王の訪独の話題からの討論会が流されていたが、この問題ですら当事者が十分には議論できない問題を内包している。

その早朝ノイシュタットの駅で集まっているときに、マンガ本を扱っている店のガラスに、セーラー服から大きな乳房をはちきれんばかりに描いたものが見えた。我々国鉄を利用しない者はこうした日本でもあるようなグロテスクで破廉恥な図柄は一体なんであろうか?これを表現とするならば、そうした表現しか出来ない文化の問題であろう。ああしたものが公共の目に触れるような、まるでその生誕地である日本であるかのような状況には断固として反対していく所存である。

そもそも、日本食が健康食などと言う誤った宣伝がなされているが、それが日本人の平均寿命から演繹されているとしたなら、統計上の誤差ということもあるが無限大に伸びているような戸籍までそこに加味されているとすれば、その根拠に疑いを抱かずにはおられない。日本食の内容をつぶさに観れば決して推奨できるようなものではなく、なるほど肥満は少ないかもしれないが、日本の老人あまりにも弱弱しい。

世界での日本食ブームで日本の農産品が輸出に転じるなどと言う考え方は真っ赤な嘘である。

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