Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

時代錯誤への対抗軸

2014-01-15 | 歴史・時事
宇都宮けんじと細川候補の政策協定へと圧力をかけろと言う声が市民団体などから出ているようだ。前者の政策は、巨大な首都機能の中であれだけ細かな補助金などの支出の煩雑さで「大きな政府」以外の何ものでもなく、時代逆行の感が強い。美濃部都政回帰どころか天皇機関論で時代錯誤な安倍政権に対峙するような従来の革新勢力の時代錯誤感覚が見受けられ、現代の市民運動を如実に反映しているかどうか疑わしい。

成程弱者への視線の熟成は、首都に活力を生み出す点では軍事的な示唆行為よりは遥かに効果的であろうが、高齢化社会の中での老人の公共交通無料化などは愚策であろう。もう少し抜本的で現代的な基本政策が要求されるのが政治的機能である。23区の区単位ならばいざ知らず、人口からすればドイツの連邦州のそれよりも遥かに大きいのであるから、その巨大な行政組織の存在と必要性はあまりにもグロテスクである。世界一醜い首都東京を少しはましな都市計画で環境改善していくべきだろう。

欧州では、特にドイツなどの生活保護がEU内の移動の自由で外国人にも与えられるとなると、生活保護を受け取るために旅行がてらに出かけてくるというルーマニアなどの貧しい諸国からの流入が問題になっている。東京の場合は、たとえ東京が手厚く保護しても外国からの移民の流入にはあまり関係が無いかもしれないが、公共事業を請け負う企業に対して審査を厳しくすることのように、他の地方自治体への手本となるようなものでなければいけないだろう。

そうした意味からは、原発問題以上に都政に求められるのは、小さな政府や都市機能の縮小など日本共産党や労働組合が「新自由主義」と呼ぶような政策こそが肥大化した都政に求められるものであり、大多数の都民はそれを求めているに違いない。



参照:
少しでも良いように変える 2013-12-29 | アウトドーア・環境
奥崎、安倍晋三を撃て! 2013-12-28 | 歴史・時事
日本人の心理と思考  2014-01-14 | 生活

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