Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ザウワークラウトナイトライフ

2009-10-26 | 
夏時間が終わって一時間余分に眠るつもりが二度寝になってしまった。パンを取りに行くと案の定行列であった。しかし取りに行った価値はあった。

そして本日は時が戻ったように暖かくなった。雨も上がり、紅葉が美しい。週明けは懸案の窓拭きも出来ることだろう。

温かい割にやはり午前中は昨夜の湿り気もあって徒っても森を歩く気はしなかった。昼食後午睡をして、夕方はお天気が良かったので、散歩に出かける事にした。紅葉が陽を浴びて美しかったが、少し時刻を遅らせた。

五時、要するに夏時間の六時から一時間程歩けば夜の帳が下りるので、その頃に帰ってこようと思った。結局帰ってきたのは六時を過ぎて真っ暗であった。

ワインの地所は風抜けが考えてあるので、思わぬところに生ぬるい空気が固まったりしていて面白い。終戦後と行った按配の葡萄の木であるが、今年は少し此方も知恵がついて、今こそ来年に備えて根に力を貯めているのだろうかと様子を観察する。

此方も寒くなって、否日照時間が短くなって虚弱感を感じる日々を過ごしている。今朝など二度目から眼が覚めた時はお腹がぺこぺこでなにか悪い病気でやせ細っているのではないかと思ったほどである。そして今少し歩いただけでもやはり体調が違う。普通なら出遅れるところだったが、夏時間が終って一時間得したその時間で歩いたことになる。なにも夜中に時計が一時間戻されるときとは限らない。夕方になってはじめて得したのである。

今晩はザウワークラウトを食べる。食事にリースリングを楽しむ。ある岩登りの仲間はカジノ通いするらしい。夏時間は夜を戸外で楽しんだ。それが終ってナイトライフがタップリ楽しめるようになる。

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5 コメント

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ザウワークラウト秘伝は? (old-dreamer)
2009-10-27 10:05:45
ザウワークラウト、日本でも一応は食べられるのですが、プファルツ、アルザスなどで食したものと比較して、味が大きく違います。塩や香辛料、そしてなによりも秘伝の作り方があるのでしょうね。キャベツの違いも決め手でしょうか。アルザスには16世紀までザウアークラウト専門の調理師surkrutschneider がいたと聞いていますが。
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缶詰を使う主婦も多いようです (pfaelzerwein)
2009-10-28 06:19:23
ザウワークラウトは昨年日本で明治屋で購入したドイツ製(キューナー)缶詰で作り、ある程度の水準で出来ました。

普段から作り慣れているとその味の差異が分かるのである程度修正出来ます。ドイツでも私のように「生もの」に拘る人は少なく缶詰を使う主婦が一般的なようです。

当然ながら今日家庭でザウワークラウトを漬ける家は聞いたことがありません。乳酸の利かせかたが決めてでしょうか。

炒めて色を付けた玉葱以外にセイヨウネズ?やロリエ以外では林檎や好みでなんでも一緒に煮れば簡単に出来上がりです。塩気はスープストックで十分でしょう。
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Unknown (matsubara)
2009-10-29 17:14:35
ザワークラウトの作り方は45年も前に
料理教室で習いましたが、存在すら忘れて
いました。キャベツと思えない珍しい味という記憶だけです。
神戸の丸善にはそう簡単には行けません
ので名古屋の丸善で探してみたいです。
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失われる食文化 (old-dreamer)
2009-10-29 22:26:31
ドイツでもザウワークラウトはもはや主流は缶詰になり、主婦が漬けなくなったのですね! 30年くらい前にジーゲンの友人の家で母親がキャベツを刻んで、林檎、ローレルやセージなどのスパイスを入れ、確か岩塩を加えて作ってみせてくれたのが原風景として網膜に残っています。家ごとに味が違うのだと聞かされました。日本でもぬかみそを使う家庭が少なくなったのと同じでしょうか。味覚の伝承は至難なことですね。
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缶詰・手作り (pfaelzerwein)
2009-10-30 05:50:14
matsubaraさん、私は学校給食でおかしなザウワークラウトを食べさせられた世代です。自分で作るようになって美味さを発見しました。丸善でなく、明治屋ですが米国製のものに混じって以下のメーカーのものを見つけました。新しいものに比べると酸が強いですが、さっと水を通しても、スープストックを濃くしても調整できます。上に書き忘れたのは玉葱と炒めるベーコンです。

http://www.kuehne.de/en/index.php



old-dreamerさん、丁度漬物と同じですね。最後の世代は同じように戦中戦後の家事経験者かもしれません。また最近の健康ブーム・スローフードブームでもそれが復興しないのは、女性の社会進出が善で、「詰まらない事」に時間を掛けるのが悪とされる根強い風潮があるからでしょう。

発酵の乳酸菌はヨーグルトかなにかを使ったのでしょうか。
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