Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

皆病気がちのバイオウェザー

2012-11-06 | 生活
久方ぶりに走った。一週間開いてしまった。理由は、天候と怠慢だろうか?やはり先々週までの疲れが残っていたのかもしれない。その証拠にコルマーで一緒に登った三十代の仲間は風邪の抗生物質剤自宅治療で一週間寝込んでいたようだ。なるほど加齢する方が抗体が多い。

その間一緒に登った医者は職業柄かワクチンで押さえ込んでいたようだが下痢で先週は病上がりだった。もう一人の若い初心者は仕事疲れかなにかで週末まで表情は冴えなかった。

さて自身はと言うと身体がぞくぞくするようなことは多くとも危ないと思ったら食事を十分に飲み食いして兎に角睡眠量を貪り撮るようにした。夜八時前から床につくことが多く、夜中に枕電気の明るさに目を覚まし、トイレに行って本格的に寝る。十時間以上二回ほど就寝したと思う。

数年前には悪夢で熟睡出来なかったことと比較するとこの差は大きい。よく寝れることは健康の証拠というが、まさしく身体を使っているので、本も読めずに直ぐに眠くなる。身体が疲れたという感覚よりも頭が疲れた感覚が強く、殆ど肉体労働者のようで、スポーツマンというものがこうならば頭は空っぽになってしまうと思わせる。

十代においては疲れから幾らでも寝れたかもしれないが、その頃でも先日のように何もかも忘却の彼方に深く熟睡するような日々を覚えていない。老いらくの恋の相棒の医者ではないが、若者にはそれなりの苦悩があるのだ。その医者から、先週の水曜日に電話が掛かってきて、石切り場で登るというのである。夜にクライミングホールへ行く約束になっているのでその前に少し試してみても良いかと思ったが、外で登るとなるとカラビナやらなにやら再び一式をぶら下げなければいけないので面倒になって三十分してから断った。するとなんと一人で石切り場に向かっていたのだった。誰も居なかったのは当然で写真を撮って戻ってきていたが、殆ど「ヴァルテル」かトーマスマンの「魔の山」の「雪の章」のような按配である。還暦とはよく言ったもので、尚更もともとスポーツマンであったので直ぐに青年に戻ってしまったかのような狂い様である。

十日間の一日を付き合った熊男の方は流石に病気にはなっていないようだが、四十代始めの割には息を途切れさす場面を見受けるようになって、明らかに体力が落ちてきている。こちらは長い期間をかけて鍛えてきているので余計にそのようなところが目に付くのである。

時間が無かったので紅葉の満開の沢沿いの往復路を走ったが、一昨年前までは復路の少しの登りが堪えて走り通すことに躍起だったが、爪先走りをするようになってからは寧ろ往路の降りの方が身体に堪えてパワーを出し難い。タイムは往復18分なので決して良くは無かったのだが、寒い中を完全に汗を掻くだけで十分であった。



参照:
氷点下に夏時間が終わる 2012-10-28 | 暦
香りだけではないのだが 2012-10-07 | 女

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