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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

活力源の筋力強化運動

2016-04-16 | 生活
久方ぶりのボールダーだった。調べてみると昨年の十月初め以来だ。再開してからクライミングを半年も休んだのはこれが初めてである。出かける前に熊本で地震が発生して、その地表加速度などを見ていて、中々出かけられなかった。余震だけでもとても強い加速度が走っているのに、本震はいかほどだったかと思わせた。このような場所で原発を操業すること自体が特殊なイデオロギー無しには行えないことで、反原発のTシャツのロゴにこそ、真面な知能のある日本人の常識であろう。200ガル、400ガル、600ガルと一気に原子力プラントなどは崩壊する ― 続報では1580ガルとある、そこから何回も続くのだから原発プラントなど新安全基準を軽く超えている。因みに川内原発基準地震動を規制委員会は620ガルに上げただけであった。

余震が収まらない特異な例だと判断して、切りがないので思い切って出かける。現地に着いたのは4時半前で、最も手軽な「ウォーミングアップ」と呼ばれているものから始める。長く履いていなかったボールダー用の靴が痛く、息が詰まるが。左から肩の故障が癒えて、普通に手が挙がるのがうれしい。そして、斜面を降りる時に左足首がまだ十分に突っ張れないと思ったが、これはそれほど問題にはならなかった。

次に簡単なトラヴァース課題の「ロコモティ―ヴ」を試す。意外にも指先に力が入って、左手で上も掴めるので、息が直ぐに上がりながらも堪えが利く。最後のあまり慣れていないところはやり直したが、一発で看破出来そうだった。

次にコーナーを掴みながらのレーバック気味のところでは爪先に力を入れると靴が厳しかったが、座ったまま始めるところでは思いの外痛めた左ひざが綺麗に畳めた。そして爪先で立ちながら、左手でコーナーを抑えて、右手でバランスをとるところなどは昨年中は腕の使い方が思うようにならなかったので全くできなかったものである。つまり体を自由に開けるようになっている。それが昨年中は出来なかったものだからとても窮屈に難しい登り方しかできなかったのである。まったくバランス感覚が異なるのだ。

ということで、危惧していたような握力の衰退はあまり感じられず、最大筋力で息が上がるものの両肩を痛める二年前の感じが味わえた。更にアフターの筋肉痛もあまり感じないので、やはり片腕で二年間苦労し続けていたことが思い知らされる。体重も若干減少して帰宅後も71㎏超えぐらいなので、二年前よりは明らかに軽量化している。まだまだ限界を試す域には至らないが、一月ほどの間で左足が完治すれば、無垢な気持ちで自己の限界域に近づけると思う。

なによりも筋肉痛やクライミングハイやその手の影響は殆ど感じなかったものの体全体に生気が漲る感覚を得た。前後のこの差は大きい。下半身は絶えず鍛えてきたつもりなのだが、私の遣っているようなジョギング紛いの走り方では駄目なのかと思う一方、ボールダーの地所の周りを歩く足取りがいつも以上に安定していた。

筋肉を最大限に近く使う運動がとても大切で、それが上手く出来るように肉体改造することがありとあらゆる意味で健康に大切であると改めて感じた。重要なのは腹筋であり、体幹であると思うが、それには足腰などがしっかりしていないと話にならないということだろう。

朝は峠を往復して ― 登り19分3240歩、往復34分5587歩、夕方はボールダーと今まででもあまり出来なかったことなので、まだまだ運動量は足りないが、体つくりは決して無駄にならないということだろうか。



参照:
ドーパミンを補うように 2015-10-13 | アウトドーア・環境
新フォームで記録に挑戦 2015-12-17 | 生活

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