Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

新春の日常をじっくり味わう

2013-01-08 | マスメディア批評
聴視料の引き落としをみて驚いた。良い方の驚きで、今までは月々17ユーロほど払っていたのだが、三ヶ月で同額強となっている。今時三割になった料金は電話料ぐらいで、それ以外のものは高くなるばかりである。

アベノミクスではないが、デフレデフレなどというが実質経済が縮小しているところで、効率化を進めていくしかないので、そこでもインフレこそが最大の敵なのである。世界の知日派や親日派は、アベノミクスの失敗を予想して再びの空白時代を恐れている。もしこの体制が続くようになれば、そのあとには再びしかし更に酷い状況へと日本が陥ることが予想されているからである。上手に金を回すものは全て海外へと安定資産確保へと動くに違いない。

さて視聴料の予想以上の低減はとても喜ばしいのだが、そこに「みんなに簡素、新たな放送料」と書いてあるように、身寄りの無い二重苦のお年寄りにも同じように徴収されることを知ると喜んでばかりいられない。広く網をかけるということはこういうことである。なるほど法人や所帯ごとの徴収は有無を言わさずになり、所帯が大きい法人となるととんでもない額になる。個人的にはあと何枚の請求書が来るのかを待ってみたい。

色々と気がかりなこともあるが、あとは昨年から引き続いている仕事に一区切り付けたい。そこで漸く新年らしい気持ちになるだろう。再び寒気が入ってきそうで、アイスクライミングシーズンの到来だ。日程を設定して、皆に呼びかけのメールを書こう。

痛めた右肘から上の筋が病める。不思議なことに同じように、走ってもいないのに、右膝の上の筋に違和感がある。日曜日は残り物を食して、残りのワインを飲んだ。レープホルツ醸造所のガンツホルン2009年は、下位の「ナテューアシュプルング」よりもSよりも良くなかった。理由は酸が恐らく分解され過ぎて、清涼感に乏しかったからだろう。その分、こってり感があったのでまだ二三年は飲めそうであったが綺麗に熟成するGGではなかった。やはりSの方がCPは良さそうである。その前日にはシュロース・ザールシュタイン醸造所のアルテレーベ2009年を飲み干した。これは最初の一口だけは圧倒的な酸が広がったが、見る見るうちに酸化して行って残糖感しか残らなかった。これも2009年の下位「グラウシーファー」の方がよかったので似た傾向がある。要するに2009年産は日常消費用のリースリングで十分な年度であったことになる。



参照:
締切駆け込みに追われる 2012-12-28 | 暦
創造力豊かな無広告社会 2012-07-11 | マスメディア批評
社会性の高い放送文化とは 2009-12-10 | マスメディア批評

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2 コメント

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Unknown (h)
2013-01-09 08:06:07
インフレよりも
・どこかで見た経済学者
・どこかでみた構造改革
 日本企業はまたしても欧米の株主配当確保のためにリストラを加速させ、リストラされた技術者はサムスンを安値で肥えさせ、さらに失われた数年が加わる事でしょう。
 そしてさらに少なくなる来日オペラでは諸悪の根源が「感動した!」と客席で能天気に騒ぐわけですな。
ユーロ高?はぁ?
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コマーシャリズムには (pfaelzerwein)
2013-01-09 17:39:41
株主配当確保こそ大切な文化で、オペラで高額切符を裁くようなコマーシャリズムには文化はありません。

ユーロ高になる要因などありますか?
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