Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

社会性の高い放送文化とは

2009-12-10 | マスメディア批評
経済欄に視聴料のことが触れられている。州知事達は、「TV受信機があろうが無かろうが、視聴料を満額払わせるべきか」議論すると。

要するに現行の規定では、ラジオかインターネット一台に付き約三分の一の5.76ユーロ徴収していたのだが、この「割引」を廃棄すると言うことになる。自身一時はTV無しで支払っていたことがあるのだが、自動車のラジオなど「隠せない」ものを入れると直ぐに三台ぐらいの料金を払わなければいけなくて、TV無しの意味が無くなっていた。さらに小父さんが不意に訪ねて来たり絶えず圧力が掛かっていたのである。

その後TVをみようがみまいが一般的な料金を払うと、「大衆」の中に隠れてしまってなんら触手を伸ばされることが無くなった。しかし、新しいTV受信機を買って以降殆ど観る事は無くなってしまった。

もし、一律に満額を支払わせるようになると余計にTV離れに拍車を掛けるような気がする。そこで、従来の延長上に徴収システムを措き、TV受信機がないことの証明を聴取者負担でさせるようになるだろうとされている。

公共放送局とは利害関係もあり、今後とも忠実に受信料を支払って行くだろうが、TV受信機の前に習慣的に座るような生活は二度と戻って来ないとTV世代の人間は確信している。

それは、青少年時分に一生分の時間の視聴をしたということもあるかも知れないが、当時視聴正当化の弁明として掲げていたTV情報と社会性というテーゼが否定されたことが最も大きいだろう。



参照:
聴視料徴収に検察権力発動 2009-03-19 | マスメディア批評
役目終えたTV放送の私物化 2009-03-01 | マスメディア批評
黒い怨念と恍惚の絶頂感 2009-03-26 | マスメディア批評
伝統文化と将来展望 2004-11-13 | 文化一般
ああ、私の愛しいお父さま 2007-01-27 | 雑感
上げよ、怒りの雄叫びを! 2009-03-29 | 歴史・時事
綾織の言葉の響き 2005-04-12 | 音
山形交響楽団を応援します~事業仕分けでオーケストラの危機! (電網郊外散歩道)
征爾さんと一郎さんのやりとり サティ作曲、ジムノペディ第1番、第3番(ドビュッシー編) (yurikamomeの妄想的音楽鑑賞)
翻って日本の市民オーケストラは…… (考える葦笛)
事業仕分けで日本のオケの危機について。 (クラシック音楽 快楽派宣言!)

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