Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

求められる新しい靴

2015-03-31 | 
土曜日の雨が降りそうな夕方、週二回目のボルダーを試みた。降り出してもあまり雫がかからない課題を選択した。久しぶりに触るボルダーもあって、昨年の秋には皆目分からなかった攻略法が容易に飲み込めた。全く手も足も出ないそれに気がつくと、何とか解決しそうな雰囲気になってきたのだ。ただし肩を右上に上げて下から右手を岩襞に押さえつけて、立ち上がって、更に右手から左手へと手を変えるまでが、まるで人間万力の様な形になって肩に負担が掛かるのが怖い。

ここまでの慣れもあるが、靴の勢いもあるような気がする。なによりもの最大の成果は、この靴を以って可能性を掛けていた箇所で、右足のつま先が初めて引っ掛かったことだ。写真を見ると左足も掛かっているので探してみよう。右足の場所は一箇所しかなくて今までの試みでは到底加重することが出来ずに、滑らせて膝を打ちそうになっていたところだ。人によってはこの一歩を繊細極まると最も素晴らしいボルダーに挙げているサイトもあって、全く歯が立たなかったので悔しい思いをしていたのだ - 我々は日本でミクロの足場を嫌というほど練習していた自負があったからだ。これで左足をホールド出来れば課題解決へと時間の問題となる。

徐々に体が戻ってきた。これで肩の調子が戻ってこれば飛躍できる。肩が痛んで寝れない事はなかったが、違和感があったので、夏時間の始まりの八時つまり冬時間の七時には、日曜日に開きだしたパン屋に向かい、雨の降る前に峠への道をゆっくり走って体慣らしとした。

十日間ほど峠どころか長めの距離を走っていなかったので半信半疑で走った。調べてみると前回に18分の記録を出した三月七日以来峠を攻めていなかったようだ。明らかに記録が心の負担となっていて、あまり遅くなりたくないと思っていたようだ。それでも風が強くても雨に降られなかったお陰で、中盤から粘りの気持ちが出てきて、更に便意を催して、これで帰ってから快便が保障されたようなものだと意気が上がった。理由は分からないが、肉食が少ないためか、若干この一週間ほど調子が悪かったのだ。以前なら直腸が痛んでくるところだろうが、流石にそのようにはならなかった分余計に気になっていたのである。そのような感じで頑張りも効いて、峠までの比較的長めのスパートが切れた。20分台は堅いと思ったが、19分3191歩で、最高記録時の3009歩、その前の3075歩、3099歩に続いているので、午前中の記録としては三位ぐらいに入る。

下りにはライヴァルの白髪の婆さんといつもと同じぐらいの場所で擦れ違った。どうも登りはじめに来た車が婆さんのものだったようだ。彼女のことだから意地でも急いで歩いて来たに違いない。いつも同じような場所で擦れ違うこの奇妙さ。降りてきて34分5463歩、新しい靴が欲しくなって来た。安売りを探しているがまだ旧モデルも高い。急がずに在庫一掃セールを狙おう。



参照:
オーヴァーヒートさせない 2015-03-07 | アウトドーア・環境
至極当然のことなのか? 2015-01-20 | アウトドーア・環境
はん旗が掲げられる日々 2015-03-27 | 雑感

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