goo blog サービス終了のお知らせ 

室田家の心配事

2011-11-05 00:00:24 | しょうぎ
詰将棋パラダイス誌11月号のリレー随筆に、室田伊織女流初段の母君が「子育て」というエッセイを寄稿されている。

その中で、伊織さんが将棋を始めることになったきっかけの詰将棋が紹介されていて、例の玉型王将が5一で、三段目に攻め方の歩が9枚並び、持ち駒が角・香四枚という図式だったようだ。

以後、詰将棋を続けているうちに将棋も強くなり、高校生のうちに女流育成会に入り、そのまま女流棋士になってしまったということだそうだ。

弟は学生大会でベスト8になったそうで、姉弟で競ったのだろう。


そして、女流初段は大学卒業を目前にしているのに、まだ大学卒業後の事は決めていないとのこと。母君は、「自分で考えを決めて、前へ進んでいってくれれば良い」と思っているそうだ。

が、・・

よく考えてみると、大学を卒業してから、どこかに就職してしまうと、では女流棋士の椅子はどうするつもりなのだろう。それって転職ということなのだろうか。あるいは兼業。兼業の片方が勤務時間不定期の職業だと、もう一つの職業も時間不定期でないと具合が悪いが、そういうのの代表は「お水」ということになる。

頭脳が必要な職業と肉体美が必要な職業を兼業しようとすると思いつくのがギリシアの女神「アテネ」。ただ才色兼備も昼と夜の顔を間違えると、だいぶ前の女流名人みたいになったりする。また女神の名前を今に残した都市国家アテネも再び直接民主制(国民投票)の実験をして、地球上から姿を消そうとしている。

ところで、調べてみると、大学四年生は、女流名人戦B級で、リーグ3位の活躍中。リーグはあと1局を残すだけで、昇級の可能性は高い。A級昇級を花道にして引退とか、ありえないような気もする。母君の投稿では、「就職か女流棋士か」ということになるのだが、つまり、女流棋士って金額的には職業になっていないということだろうか。

ただ、将棋連盟に勤めることだけは、ないだろう。


さて、今週の問題。

1105


比較的、あっさりしている。

難易度は、並かな。わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評をいただければ正誤判断。


最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2011-11-07 13:04:32
最終手丸●○●の○○手詰みとなりました。
前回の問題で玉が下段に潜る5四桂の11手は、すぐにわかったのですが、2六銀1四玉の変化手順を、教えてください
返信する
Unknown (おおた葉一郎)
2011-11-07 17:43:47
坂本さま
正解です。
2六銀 1四玉 には 2五銀 同香 2四飛
 1三玉 2二飛成まで。 2五銀 に 2三玉は2四銀以下。
です。2五銀が好手になります。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。