・・・継体天皇については、私の故郷の大阪に継体天皇御陵があることから、子どもの頃から馴染みがあって、昔から、気になる歴史上の人物でした。
上の写真は今回私が現地で撮影した継体天皇像です。
以前から、この像は、有史前に近い時代の人なのに、妙に生々しく、奇妙に思い、一度見てみたいと思っていた。
確かに、継体天皇は越前の坂井で育ったと云われているので、今の福井県は継体天皇の故郷と言える。
この像は、福井市内の足柄山公園にあります。
麓から、少し小高い山を中心に古墳も含めた場所が公園として整備され、自然博物館などの施設があります。
見晴らしの良い一段と小高い山頂古墳跡に、明治時代に民間人によってこの像はつくられたらしい。
従って、古代史から云えば、継体天皇はこの地に居たころは、オオド王と云われてて、父親が死んだあと母親の故郷である、現在の坂井市丸岡(福井より30分ほど、車で北に行ったあたりの地)で育った。
継体天皇の先祖の古墳は、永平寺近くの山にある五世紀頃築造の六呂瀬山古墳群と考えられています。
これらのことから、福井市の像は明治に作られたモニュメントと考えられ、継体天皇の遺跡とは関係ないらしい。