旅行をすると、うまいものに当たることがある、というのもたぶん多くの人が同感するのではないかと思う。いい店というのは、味もさることながら居心地がいいことがいちばん大事、というのもまったく同感である。
という、内容の話もいいが、なんといっても氏の語り口がよい。エッセイ集だから過去に読んだ内容のものもあるが、別に何度読んでもいいものはいい。
つま先着地、かかと着地については自分も長いこと考え続けているテーマではある。この本を読んでなるほどと思うのは、東アフリカの選手は幼少のころからはだしで生活しているから自然に痛みの少ないつま先着地になり、したがってアキレス腱などの筋肉の付き方がそれに対応したようにできあがっているだろうということだ。つまり、日本人には一般的にはなじまない着地方法ということになる。
しかしね、どちらにしたところで月に350Km以上走ればたいがいどっかこっか故障すると思っていい。トップ選手は900Km前後は走っているだろうからどういう走り方をしようが故障のリスクは相当なもんでしょう。実際、ゲブレシラシエもマカウもつま先着地だが故障で負けたという。
走り方の話に戻ると、同じつま先着地でも相対的にゲブレシラシエは上下動の大きいダイナミックな走りで、マカウは上下動の少ない「速い忍者走り」とのことで、思うに、どちらがいい悪いということではなく、自分に合った走り方を見つけることが大事だということだ。
極端な話、対極的なかかと着地の野口みずき選手のような「ぴょんぴょん走り」は背が低くて体重の軽い野口選手だからできるわけで、100人いたら他の99人は「よいこのみんなは決してマネをしないように」というやつだ。それでも自分に合った走り方で金メダルを取ったのだから何がいいなどとは一概に言えない。ただどういう着地方法であれ故障はするというだけだ^^
今の自分はフォアフットでもヒールストライクでもなく、ミッドフットだが、かかと着地時代のくるぶしや足の甲や膝や腸脛靭帯や股関節が痛くなることはなくなった。ただし同時に、月に350Kmも走ってないからこれは着地方法だけの問題ではないのである。この代償としてサブスリーから遠ざかったという現状はあるが(年のせいとはあえて言わない^^)。
久しぶりだな、マコト。Ⅹでてっきり終わりだと思っていたが、まだ続いていたシリーズ。なんだか、だいぶあきました^^
[コース]飯能-天覽山-多峯主山巻道-高麗(休憩、コーラ500ml)-黒尾根-物見山-Jゴルフ鶴ヶ島-高麗神社(休憩、CCレモン350ml)-栗坪-宮沢湖入口サンクス跡地(18.5Km)
[所要時間]3時間15分
[行動食]水PET500ml
久々の晴天。今日は黒尾根から物見山、宿谷の滝と思っていたが、物見山からは白銀平方面の昭文社地図では破線のコースをば。
その前の好物の黒尾根。が、なんかパワーが出ず、ほとんど歩きで行く。来週の奥武蔵チャレンジ42.195Kmは大丈夫か^^
宮沢湖はムーミン谷テーマパークの建設で立ち入り禁止なんで、大回りして宮沢湖入口サンクスまで行ったが、そのサンクスが撤去されて、なんと更地になっていた!あ~あ。
で、宮沢湖温泉でまったり。
合掌。
近所の酒屋さんでの注文販売。早朝小澤酒造で火入れして瓶詰した酒を酒屋さんが仕入れてきて、そのまま温かいうちにこちらに届くという毎年恒例の趣向。今年は純米銀印。
毎度のことながら、家に居ながらにして青梅を味わうという贅沢。
合掌。