脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

시끄러(シクロ)!だまっとれ

2018-04-06 | Weblog

もうすぐ女子検定が開催される。今回は4名が出場するのだが、その県で行われる試合は日本国内の中でも比較的誰でも出場しやすく、雰囲気もまあまあいいので、この大会に絞って何年か前から出場している。実は私自身も経験者でそのほとんどは海外でであるが、試合経験もあり、自慢話であるが、しょぼい試合だが2回ほど優勝した経験もある。たぶん海外で試合と言うかコンペティションを経験した者ならわかると思うが、日本は雰囲気がわるい。なぜあそこまでぴりぴりとした雰囲気を出さなくてはいけないのか、試合前はリラックスだといっているが、しかし全体の雰囲気が固いので正直リラックスできる雰囲気ではない。

HIの試合は楽しかった。試合も日本のように一部の人間が砂場を牛耳るガキ大将のようにいばってはいなかったし、そこには女性や子供などのギャラリーなどいて、全体がボクシングを楽しんでいると言うような感じで、会場は十分楽しめたと思う。
HIのボクシングの試合は、ちょっとした試合であれば夕方と言うか夜行われることもある。
アーミー主催でカーニバルに特設野外リングを組んで、野外ナイト試合なんて言うのもあったが、軽量なども前日の昼にやって、次の日の夜に試合と言うような、結構のんびりとそしてまわりが余裕を持って集まれるような感じで試合を組んでいたように思えるのだ。
さらに大会には子供の大会もあって、日本のように未来のチャンピオンやオリンピック選手をつくると言った、押し付け的な試合ではなく、ちょっとやってみてもいいんじゃないというような感じで出場できるようなレヴェルで出れるような試合だ。これに私の知り合いのティミーという子供が出たのだが、当日びびって腹が痛いときけんした。ティミーに「びびって試合をにげるんじゃない」とからかったら「おなかが痛いのだからしょうがないだろ、本当は試合をしたいんだ」と言っていたが、この程度でも、そこにいけば試合を組んでくれると言う、まさに全員参加型の大会で、たいへん楽しかった思い出がある。
それに比べて、日本の試合は個人的にはおもしろくないし雰囲気がわるい。これはボクシングだけではないほかのスポーツ全般についても言えるのだろうが、特に私がうっとうしいと思っているのは、独特の雰囲気でかたまって偉そうにしている軍団である。自分たちは選ばれた軍団だと思っているのだろうか、よくわからないが、監督を囲んでまわりを圧倒し、威圧感たっぷりに練習する。(しかも人の見えるところでするのだが)こういうのがいるとまわりがやりにくいし、観客も気を使わなくてはならない。本当に雰囲気がわるくなる。

今後まわりの観客のことも考えて、こういう奴らが出て来て偉そうにさせないためにも、会場で同じ服を着た奴が何人以上集まるのは禁止とか、でかいこえであいさつするのは禁止であるとかルールをつくってみてはどうか?特にOBとか監督とがきたら「チワース」「ウイーッスゥ」「アアシタ」などとでかい声で連呼し、本人たちは礼儀だと思っているのだろうか、私にしてみればこいつらがでかい声を出せば出すたびに大型犬が「ガオー」と吠えているようにしか聞こえないのだが、聞いててうざいし、こわい、さらにOBだか監督だかしらないが、そういう奴らを特別視したら、かえってまわりに気をつかわせることになるが、ここまで行けばコンビニでたむろしている輩とやってることは同じである。

正直誰がこんなスポーツを命懸けでやっているのだろうか、将来の就職のほうが大事だろ。いつも思うのだが日本人は何をさせるのにも、もったいぶって条件を付け過ぎだ、試合でもこれぐらいでなければ試合に出てはいけないとか、確かにある一定のレヴェルまで達していなければ、けがの恐れがあるので出場させることは好ましくないが、しかしやれ練習をしていないとか、気持ちがどうだとか、趣味で始めたスポーツをいちいちわけのわからない人生論を並びたてられて、それを趣味以上のものにさせられてしまうのはどうかと思うが。

おそらくアマチュアでやるぐらいならば、誰もこんなものに自分の人生やいのちをかけてやろうなんては思っていない。しかしにもかかわらず、こういう輩が幅を利かせることができると言うのは、日本のスポーツは民主主義的ではない、軍国主義あるいは徳川幕府だと言えるだろう




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