脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

おっさんはジムの宝だ

2023-01-31 | Weblog
うちのクラブはおっさんが多い。どの時間帯に行っても2,3人はいるのだが、うちのジムにおっさんが多い理由のひとつは5年以上の在籍年数が高い人たちが多くて、その人たちが自然と年をとっていく、そしてそういう人たちがうちのクラブの中心になっているからだろう。普通ならばこういうジムには若い人たちが集まるのだろうがうちのジムはおっさんだらけだ。でもおっさんが集まると大きなアドバンテージがある。まず何事にもがつがつしない。トレーニングも相手にゆずってくれるし、うちのおっさんたちはそれなりにトレーニングしているのでビギナーに親切に教えてくれる。おそらく女性が多く在籍しているのも彼らがジムの雰囲気をよくしようと心がけてくれるからである。去年うちのおっさん会員の人に韓国語を使う必要があるので教えてくれとたのまれた。私は時間的に教えられないので会員の人に頼んだらコーヒー一杯おごってくれたらいいですよということでボランティアで教えてくれるようになった。最初はコーヒー一杯ということであったのだが、しかし教えてもらうのだからそれではいかんと、おもしろいのは一般的にマンツーマンで習う料金を調べてきたそうである。そしてこれでは割が合わん、教えてくれる人にわるいということで、カフェで勉強するので、軽食をごちそうすることになったそうである。私の持論だが、人を紹介する時この世代の人たちは紹介しやすい。なぜなら社会経験も豊かなのできちんとした対応をしてくれるからで、実際に韓国語も教える側の人もかなり気をつかっていただいていると言っていたが、時々様子を聞くと楽しそうに教えてくれることがわかるが、逆に感謝してくれているようである。おっさんがジムに多いということはジムにとって大きなアドバンテージだ。うちのジムが平和で女性も安心して気持ちよくトレーニングできるのはおっさんたちの配慮があるからで、うちのジムのおっさんたちはジムの宝だ。


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国語辞書の重み

2023-01-25 | Weblog
若いころはよく人の話を聞いていないと言われた。最近は外国人もふくめていろいろな人と交流があるし、管理する立場なので、これではいかんとなるべく人の話を理解しようと心がけている(しかし今度は黙って聞いているのが怖いと言われるが)。人の話が理解できないのか我が強いというのはもちろんそうだが、基本的には自分の言いたいことがまず最初から決まっているそれ以外にはないと思っているからだ。おそらくそうなるのは物事を相対的にみられないからだと思うが、そういう人たちはいろいろな意味で経験値が低く、狭い世界で生きていることが多い。そういう人に何か伝えようとするならば矛盾やそれは得策ではないということに気づかせることで話が伝わることもあるが、そのためにはまず話を聞いてあげることが大事だ。ただ相対的に見ていくら正しいことを言っても防衛するだけなので、この人は自分のことをわかってくれていると思ってもらうことが大事だろう。これは最大の誉め言葉だと思うが、前に会員にこっちがどんなつたない言葉で表現してもまともな答えがかえってくると言われたが、私が人の話を理解できるようになったのは国語辞書を引くようになってからだ。とにかくわからない言葉で自分が説明できない単語は知らない言葉と見なして国語辞書を引く。国語辞書は難しい言葉を簡単に表現しているのでそうすることで物事をわかりやすく表現できる能力が身につく、私が言葉を流ちょうに話せるようになったのは国語辞書のおかげである。そして何を言ってもまともな答えがかえってくるのは相手の言っていることを逆引きのように受け取って、ああこういう表現をしようとしているのだと理解するからだと思う。これは私が思っていることだが、コミュニティを管理するためには高い日本語力が必要だ。もちろん共通語である英語力も求められるがやはりコミュニティでは日本語が使われるので、日本語を理解し、日本語を支配することが大事だと思う。

余談であるが私が信用しない人間はわざとなのか知的レベルが低いのかははわからないが人がわからないような話をする人間。言っていることが結果的にでたらめかウソなので、それを通そうとしてわざと話をわかりにくくしているのだろうが、それでもなんとか相手が理解して何か言えば、微妙に脱線してまた話をややこしくする。私はこの手は害になるので人間を下級詐欺師として認定し相手にしないようにしている。

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おっさんへの学問のすすめ

2023-01-23 | Weblog
最近見つけた本でおもしろい本がある。それは「中学入試超良問で学ぶニッポンの課題」である。私はこれから日本を動かす人たちが何を考えているかということを理解するためにこの手の本は読むようにしている。この前は「試験に出る現代思想」という本を読んだが、我々のころの試験はただ誰が何々をしたというようなことを暗記していたらそれでOKだったが、今は叙述式の問題が多く結構レベルが高くて驚いたのだが、本書も同様外国人の人権問題から原発、ジェンダー、そして公害など、しっかり向き合って考えないと大人でもまともな回答ができないぐらいの問題である。最初の項目は外国人の人権問題である。技能実習など現場では外国人の人権が顧みられていないのではないかという問題を踏まえて(しかし私は特に中国や韓国に関しては不公平ではないかという意見を持っているが)ある作家(マックスフリッシュだと思われるが)が「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」という言葉を残していますが、これは今の日本がかかえる問題をよくあらわした言葉ではないでしょうか。という問いに対して日本に来た外国人とその家族の人権を守るためにはどのような政策と活動が必要かその政策や活動の内容とそれが必要である理由を80-100字で答えなさい。という問題である。興味深いのは難民審査の時に聞かれる質問の内容など参考にのせていることである。
今若い人たちと関わってきて思うことは、ある世代からは物の見方が我々とは
違うし、我々の世代に比べて今の世代は確かに知的レベルが高い、人によってはかなりしっかりとした考え方を持っているということである。よく我々の世代は今の若い人はしっかりとした考え方を持っていない、何も考えていないと言うが、しかし若い人たち(DQNは例外だが)世の中を広く見て考えている。我々の時代が何も考えていないと感じるのはこういうおっさんたちと話しても意味がない、無駄だと感じるから相手にされないのだと考えるほうが賢明だろう。実際我々の時代の人間たちが勉強不足だ。我々の時代は日本の大学の4年間卒論とゼミ以外はたいした勉強もしないのに対して、今の世代はたとえ文系といえど課題が多くて人によってはアルバイトもできないかなり勉強していることは確かだ。おまけに小中高でおぼえる知識もまじめに勉強していたらかなりのものだし、インターネットを通じていろいろな知識をスピーディに取り込むことができるし、そういう頭でっかちではあるけれども彼ら彼女らはしっかりと知識を蓄えている。ついていかなくてはいけないのは我々上の世代だろうとつくづく思う。


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ジムではエチケットが大事

2023-01-16 | Weblog
ただならぬ雰囲気でパンチングバッグを汗をまきちらしながらたたいて、たたきおわるとバタンと寝転ぶ、高校生のクラブならゆるされるのだろうが、しかしここは公共の場、MOBのような社会人が集まるクラブでは迷惑行為の一つに入る。よくスポーツでは礼儀とか言っているが、しかしこういう世界にはエチケットのなっていない人間が存在する。自分では挨拶ができて、先輩には服従の姿勢を示しているので礼儀はきちんとできていると勘違いしがちであるが、しかしそういうクラブ程度のしきたりを守れても女性がいるのにジムで裸になってトレーニングしたり、平気で汗をまきちらして、時にはその汗を外でしぼるというような行為は決して礼儀正しいものではないだろう。さらにスパーリングでも一発あたるとカーっと来てけんかごしでなぐりかかる。ノンコンタクトだと言っても競争心をむき出しにして熱くなってあてる。自制心がないのか、闘争本能が強くて理性で抑えることができないなのかわからないが、しかしジムは公共の場であってこういう輩が集まる場所ではない。公共の場ではその場所でのコモンセンスのレベルがジムの秩序と公共性に付随すると信じているが、ジムの秩序が高校生の部活レベルでは社会人が気持ちよくトレーニングできないであろう。コモンセンスのレベルがひくいと質が悪い人間が集まってくるというのが私の考えである。こういう輩はグループをつくる傾向があるのだが、一定の取り巻きたちが自分たちは楽しくやっている、ジムは平等だとのたまう一方でそういう人間たちがいるとミットうちもリングをつかうのも遠慮しなくてはならない一定数の女性やおっさんが存在することはどう考えても不公平だし、おもしろくない。
コモンセンスをCanbridgeの辞書で引くと"the basic level of practical knowledge and judgment that we all need to help us live in a reasonable and safe way:"と説明している。日本語に訳せば「理性的で安全な生活を送るために必要な、実用的な知識と判断力の基礎となるもの。」だが、コモンセンスを理解するにはある程度の知性と理性が必要である。単純に言えばまわりに不快な思いをさせない、全体の平和のために人の立場に立って考え行動できるかということである。しかしこれは運動クラブのように押し付けるものではなくコモンセンスという言葉があるようにセンスの問題、感覚や雰囲気の問題である。私はジムでは暴力的な言葉を使わない、日本語を正しく使うのは言葉がそのジムにどういう人たちが集まってくるか、そして雰囲気をつくるそう信じているからだ。



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ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい。どんどんあげていこう。

2023-01-10 | Weblog
時々ジムのRaison d'être レーゾンデートルについて考える。レーゾンデートルとはフランス語の哲学用語で存在意義とか存在価値のことだが、しかしこの言葉は決してまわりが認める存在価値ということではない。自分自身が求める存在意義や、生き甲斐のことを指す。現在新しく会員向けのホームページを作成しているが、そのタイトルはユニークなボクシングクラブにしようと思っている。ユニークとは日本語ではかわったやつというニュアンスも含むが、英語でいうところのユニークは「ほかに比類のない、独特な」という意味でポジティブな言葉である。ジムがユニークということはほかに比類がない、いい意味で独特の個性を持っているということである。うちのクラブには様々な人が集まっていてみなさんそれぞれ際立った個性を持っている。語学に堪能な人や職人、特に理数系に秀でた人が多く、個性的で、それはひとりびとりのトレーニングの仕方や目的に反映されているのだが、基本的にうちのクラブはスポーツを楽しむためにここに集まっていると言っても過言ではないだろう。もともとSportsはラテン語のdeportareが語源で「気晴らしをする、休養する、楽しむ、遊ぶ」が語源である。基本的にスポーツは遊び、しかし多くの日本人はクラブ活動などで洗脳されて修行になってる。大会などに行くとそういう雰囲気がただよっていて、おそらくスポーツは遊びだ楽しむものだと考えているうちのクラブの人間がそういう場所に行くと緊張感がないのでへらへらしているように見えるのだろうが、基本的または一般的にスポーツは遊び、だからその感覚を一部の人間たちに合わせる必要はない、自分たちのペースで大いに楽しんだらいいと思う。そして管理者の役目はけがをさせないそのための環境を整えることだと思っている。けんかごしのスパーリングはもちろんのこと減量においても無理な減量はしないさせない、目標もその人に合わせて無理な努力をさせない、煽らない、引退したらいかに自分がすごかったかと小さい実績を針小棒大に語り、大きく見せようとする人間が一定数で存在するが、競争しかできない人間は結局そうなると思っている。そういうみっともない人間にならないためにも自分なりにベストをつくして、楽しんでボクシングをしたらいい、そのためにはそうできる環境が必要であるが、そのため管理者は柔軟性をもって管理していく必要があると思う。競技者が監督の顔色をみたり、必要以上に気をつかったり、監督が昔のお父さんのように偉そうにふるまう集団はスポーツのコミュニティではない村である。ひとりびとりの目的や能力そして個性を尊重し、リスペクトするのがスポーツのコミュニティだと信じている。



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2023年もよろしくお願いします

2023-01-04 | Weblog
今日から2023年の歩みがはじまりました。今日は女性会員の人が多く、全体の70%を占めていました。ここに集まっている人のほとんどは今日の女性会員が象徴するように健康維持やダイエットのために集まっています。そしてその目的としてボクシングを選んでくれましたが、せっかくこの競技を選んでくれたのですからできるだけ理解しやすいようにボクシングの技術を伝え、そしてボクサーらしい動きができるように指導していきたいと思っています。さらに女性や子供そして中年の人たちが安心してトレーニングできるように指導者目線ではなく徹底した会員目線でアドバイスを心がけ、いつ来ても皆さんが安心できる環境を整えてみなさんを迎え入れたいと思っています。さらに春までに会員が楽しめるホームページを作成し、ジムの様子や情報などを伝えていきたいと思っています。ジムの2023年の歩みがはじまりましたが、今年もトレーナーや会員の人たちが活動しやすいジムの雰囲気づくりを目指していきたいと思っていますが、今年も皆様型の協力を仰ぎつつ邁進していきますので、2023年もよろしくお願いいたします。

We have started the beginning of 2023 today. We had a large number of female members, accounting for 70% of the total. Most of the people are gathering here to do work out and to lose weight, as symbolized by the female members today. Since they have chosen this sport, I would like to advice them the techniques of boxing in a easy way to understand as possible, and to teach them how to move like a boxer. And I would like to advise not from an instructor's point of view, but from a member's point of view so that women, children, and middle-aged people can train with ease. In addition, we would like to create a website for members to enjoy by spring, which is currently in progress, and to provide information about the gym and its activities. The gym's 2023 year has begun, I would like to create a gym atmosphere that makes it easy for trainers and members to be active.






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