私がジウンと知り合ったのはとある場所、アレンに連れて行ってもらった時に、そのおばさんの店をそこを手伝っていたのが彼女である。彼女は大学でビジネスを専攻していて英語、韓国語、日本語を流暢に話す。そこで意気投合した私たちはいろいろとお互いのことを話した。ボクシングをやっていると言うとへーっと冷めたように面白いと聞いてきて、そしてあるボクサーの話をしてくれた。その話は今でも鮮明におぼえているが、彼の名前はkim DeukKoo在米韓国人の間では有名なボクサーである。なぜ有名かと言うと彼はラスベガスのファイトで死んでしまったからだ。当時勢いのあったブーンブーンマンシーニと言うボクサーとの激しいなぐりあいの末、命をおとしてしまったのだが、この試合からボクシングのタイトルマッチは15ラウンドから12ラウンドになったことは有名な話だ。このストーリーはニュースなどでも取り上げられて、ドラマや映画にもなっている。ボクシングは危険だ。日本ではそういうことがあまり語られていないようだが、欧米では医師などが介入し問題を提起することで、ボクシングの在り方やルールがかわることもある。15ラウンドから12ラウンドになったのはまさにそうであるが、ヨーロッパでは子供にはボクシングさせない、米国も子供にボクシングさせることは消極的になっているが、これらはすべて医学的な見地に立って危険だと判断されるからである。ボクシングの試合にはアマチュアもリングドクターが存在しているが、私は彼ら彼女らの役割は大きいと思う。減量なんていうのもある程度の範囲をこえれば危険だし、スパーリングにおける脳のダメージなんて言うのも素人にはわからないのだから、そういう専門家の話をしっかり聞いてまずボクシングは危険だと言う認識を持つ必要はあると思う。子供の頭をたたくというのは医学的見地からだけではなく、倫理などの問題も含めて考える必要性はあるが、そういう意味では責任者にはそれなりの知的レベルが求められるというのは自問自答の意味もあり、これが私の見解であるが、」新聞や本を読まない、片言の英語すらも理解できないような人間が医学的なことや倫理的なことをある程度理解して群れを管理していくことは難しい。子供にボクシングさせて大丈夫かと聞いたら、軽くあてている(どの程度)あぶなくなったらとめる(あぶなくなつてからじゃあおそいんだよ)スパーリングは本人の希望次第(判断力のない子供にそういう責任をおわせない)とかそういう灰色の答えがかえってくるのは真面目にその安全性について考えていないからであろう、大事なのはそういう危険なことをさせて優秀なボクサーをつくるのではなく、ケガや大きなダメージを受けないように子供を守ることだと思う。
うちのクラブではもちろん高校生までは頭をたたくコンタクトトレーニングはしないさせない、ボクシングは危険だと言うことを前提としているが、私の見解ではコンタクトトレーニングの低年齢化はその群れの知的レベルに比例すると思っているが、平和的にトレーニングするためには、その指導者、責任者がよく考えることだ。ボクシングのどうやったらうまくなるかなんていうのは子供の遊びのようなものだ。群れを管理するものに必要なのはまともな判断力で、その判断力を養うためにいろいろな見地から学ぶことが大事で、私はその群れの知的レベルをあげたらジムは平等、安全に機能すると信じている。
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