モーっていったの だあれ?/ぶん・ハリエット・ツィーフェルト え・シムズ・ターバック やく・はるみこうへい/童話館出版/1998年
毎日朝早く、おんどりは、屋根にのぼって「コケコッコー」と ときをつげます。
いつもは、だれもこたえません。でも、ある おてんきのよい朝、だれかがいいました。
「モー!」。
おんどりが、ふとったぶた、ぶちのいぬ、はいいろのろば、とらねこ。くろいひつじに きいていきますが、「モーとはいわないわ」と、こたえます。
そして、しかけのページをめくると、それぞれの鳴き声がとびだします。
最後のページでは、でてきた動物が いっせいに鳴いています。
あざやかな配色と、シンプルな仕掛。動物の鳴き声がわかりはじめた年齢のころ 楽しめる絵本でしょうか。
いぬ、ねこはともかく、ろばやひつじ、ぶたの鳴き声を聞くのは、やはり動物園がきっかけでしょうか。