どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

モーっていったの だあれ?

2020年12月13日 | 絵本(外国)

  

      モーっていったの だあれ?/ぶん・ハリエット・ツィーフェルト え・シムズ・ターバック やく・はるみこうへい/童話館出版/1998年

 

 毎日朝早く、おんどりは、屋根にのぼって「コケコッコー」と ときをつげます。

 いつもは、だれもこたえません。でも、ある おてんきのよい朝、だれかがいいました。

 「モー!」。

 おんどりが、ふとったぶた、ぶちのいぬ、はいいろのろば、とらねこ。くろいひつじに きいていきますが、「モーとはいわないわ」と、こたえます。

 そして、しかけのページをめくると、それぞれの鳴き声がとびだします。

 最後のページでは、でてきた動物が いっせいに鳴いています。

 

 あざやかな配色と、シンプルな仕掛。動物の鳴き声がわかりはじめた年齢のころ 楽しめる絵本でしょうか。

 いぬ、ねこはともかく、ろばやひつじ、ぶたの鳴き声を聞くのは、やはり動物園がきっかけでしょうか。