どうする ジョージ!/作・クリス・ホートン 訳・木坂 涼/BL出版/2014年
いぬのジョージは、ひとりでおるすばん。ハリスから「でかけてくるけど、いいこにしていられるかい?」と聞かれ「もちろん!」とこたえます。
「ぼくは いつでも いいこだよ。いいこじゃなかったことなんて あったかなあ」
台所でみつけたのはおいしそうなケーキ。
「ぼくは いいこにしてるって いったな。いったけど、おいしそうだなあ・・」
どうする ジョージ!
えーーっ! たべちゃうの~?
ねこをみつけ おいかけたくなって
どうする ジョージ!
えーーっ! おいかけちゃうの~?
花をみると ねっこを ほりたくなっちゃって
どうする ジョージ!
えーーっ! ほっちゃうの~?
いいこだけど 大好きなことは やめられないジョージ。
「クスン。ぼくは いいこにしてるっていった。いったけど、いいこじゃなかった」ハリスが帰ってきて、ジョージはポロリと涙。
しかし、ハリスと散歩しているとケーキも食べないし ねこも おいかけないし 花をみても ねっこほりもせず、やっぱりジョージは いいこ!。
ゴミ箱をみつけました。ジョージにとって ゴミ箱ほど わくわくするものはありません。
さて さて どうするジョージ! どうするジョージ!
なんども繰り返される「どうする ジョージ!」のフレーズ、はまったらやめられません。
ちょっととぼけた面長ジョージの顔、とっても素敵ですよ。いい子でも、困惑しながらも誘惑に負けてしまうのはわかるなー。いつもいい子ではいられない。期待を裏切らない展開です。