入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (9)

2017年04月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 もう幾日かすると、この木瓜(ボケ)の木には真っ白い花が咲き出す。今年は何故かたった一輪だけ早咲きして、ようやく今朝もう一輪花を開いたが、他の蕾は置いてきぼりにされたま3日も経つ。大分あっちこっちから苦労して撮ってみたが、目を閉じたまま写したのかと聞かれても仕方ないような写真になってしまった。
 
 久しぶりに、青空の広がる朝が来た。立山黒部アルペンルートは15日から開通するようだが、我らが入笠ルートはどうなっているのだろう。残り10日をついに切ったが、何の連絡もないところをみると、今年は事前の打ち合わせもしないようだ。
 今週はまた12、13日で、常念岳の麓の温泉に行く予定になっている。それが終わればもう里ですることはない。今の心境は、天竜川の急流を息も継がずに泳ぎ切らなければならなかった子供時代のあの覚悟と、緊張感を思い出して、似ているような気がする。とにかく仕事が始まれば、料理や山野草にかまけてなどはいられなくなる。
 しかし、と言っても、7か月の牧場中心の生活が嫌なわけではない。緊張はあるが、期待や楽しみもあるし、その方が余程大きい。これから木々が芽吹き、花が咲き、放牧地が鮮やかな緑の色に変わるころには牛も上がってくる。人との出会いも大いに楽しみだ。"Full of stars!"の夜空も、それを眺める露天風呂もある。季節に合わせて、「天空の牧」で、時の流れるに任せて過ごそうと思う。そう、さらに野生化するのも構わずに。

 そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると信じます。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があったとしても、前年度実績のある方については、据え置く方針でいます。
 

 
コメント
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