入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (8)

2017年04月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
     
         Photo by Ume氏

 昨日あんなことを書いたが、カタクリの葉だけは知らない間に出ていた。一昨日貰ったイカリソウを植えていてそれに気付いた。隣家はすでに花も咲いていたが、これからそこまでいくかが問題で、片側の葉はそれなりの大きさになっているが、もう一方の側の葉はちじれた頼りない小さな葉が、かろうじて生えてきただけだった。これが何年か前にHALに蹴散らされて以来の精一杯の姿のようで、今年もこのまま花は咲かないかも知れない。
 その隣にあるウチョウランは蕾が大分膨らんできた。ユキザサ、八角蓮も案じるでないと言わんばかりに、しっかりとした芽を出している。イカリソウも一番早い群れは、すでに赤い特徴のある花が咲き出した。
 
 同じく昨日、久しぶりにHALを連れて天竜川の堤防を歩いたら、川床には薄黄緑の葉を付けた幾本もの柳の木が霞むよう見え、土手には鮮やかな緑の草があちこちで目に付いた。西山は雲の中だったが、東の方の鹿嶺高原はまだ大分雪を残していて、こんなに気温が高くなってきたというのに、まさか上では雪でも降ったのだろうかと思ったほどだった。
 天竜川の流れは、冬の間の人を拒絶するような冷たい水の色はなく、いかにも春らしく穏やかに、豊かに流れていて、自然と気持は和み、安堵した。陽射しはなかったものの、水面を渡る風にも、冬の名残りはすでになかった。

 新じゃがいもを買ってきてしっかり丁寧に出汁をひき、人参、ちくわ、身欠きにしんで煮たらすぐに火が通って、インゲンも加えたらいい薄味の煮物ができた。しばらく、洋風もどきの料理が続いたから、今夜は純和風と決めた。
 それにしても、山野草や料理に時を忘れるのも、今のうちだけだ。

 そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると信じます。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があったとしても、前年度実績のある方については、据え置く方針でいます。


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