青春は、疲れるなぁ。
コロナのちょっと前、中国の繊維工業団地で働く若者たちを切り取ったドキュメンタリー。カメラを意識することなく、だべり、ケンカし、いちゃつきながら、一つ30円弱の手間賃のために、ひたすら工業用ミシンを動かす。昔みたいな貧しい農村…的な雰囲気でなく着ているものは派手で、スマホも使いこなす。でも見ていて思いだしたのは、自分の大学の寮生活と、寅屋の裏に住んでいた「労働者諸君!」だ。無限のエネルギーがあり、未来へのビジョンはない。切り売りする時間はあり、知恵はない。モテたい気持ちはあるけと、勇気はない。そんな彼らの生々しい姿をそのまま産地直送してるけど、少しは料理してほしかった。3時間半は拷問だ。あと、落ち着いた癒やし系の中国人って、存在しないの?