後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

  映画『万引き家族』

2018年06月12日 | 観た&聴いた

 

【公式】『万引き家族』大ヒット上映中!/本予告

 第71回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール賞

    監督 是枝裕和 

    リリー・フランキー   安藤サクラ   樹木希林   松岡茉優

    池松壮亮   城桧吏  佐々木みゆ

 

   スーパーで万引きした親子は帰途、家から外に出されていた少女を連れて帰る。

   見つけて思わず持っていたコロッケを食べさせ背負って自宅に帰る姿が

   この家族の姿の原点を物語っている。

   家には樹木希林のおばあさんと安藤サクラのかあさん、娘の松岡が居る。

   とうさんリリー・フランキー 息子の少年・城桧吏の5人家族。

   そこに幼い少女みゆも加わる事に・・・・・

 

   一軒家だけれどこれ以上ない貧乏家族。わずかな樹木の年金と日雇いのリリー

   パートの安藤の金、父親と少年の万引きでやっとこ暮らしている。

   しかしお互いを雑に思いやる気持ちがこのとっ散らかった家族にはあって

   なんとか食っていけている・・・・・

         そしてそれぞれに血縁はないのでした。

    (実は私、時々ウトウトしてしまっていました。たぶん観たくなかったのかも)

   家族で海に遊びに出かけたのが唯一の救いかなぁ。

 

   おばあさんの樹木が寝ている間に急死してしまう。

 

   それからが急転。 家族がまともな社会の仕組みに正体を晒されてしまう。

   これ以上お話はいたしません。パルム・ドール賞もらった作品らしい

   展開があるのです。   俳優の演技を感じることのない自然な存在。

   私にはそう思えました。リリー・フランキーの裸もサクラの乳房も・・・

 

   少年は自分で未来の舵を取り始め、少女は自宅に戻されます。

   そこに希望があるのか?  無いのか?

 

      自分に問いかけて帰るより仕方がないのでした。