後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

ノンアルコール ワイン

2016年06月29日 | 日記



ノンアルコール ワインが出来たと新聞で知りました。

私は元来お酒に弱かったのですが、15年程前からアルコールアレルギーと

診断されて一切飲めなくなってしまいました。

しかし、美味しい食事には有りでしょう位は解って居りました。

ですからノンアルコールビールが登場した時もいち早く紹介致しました。

今回は、まずは AMAZON!

私に取ってアマゾンは通販サイトと云うより検索エンジンなんです。

有りました! 先ずはお試しに お取り寄せでしょ!

お値段はリーズナブルなのを3種 3本

赤 白 スパークリングのロゼ 総計 2962円



試飲はこれから         味はよく判らん私ですが   


昭和記念公園便り

2016年06月27日 | メールが来ました



       暑くなってきました。雨が降りそうでたいして降りません。


       昭和記念公園ではネムやナツツバキや蓮などが咲いています。


      ヤマモモの実も赤くなりました。

     でも、私はこのところ毎日カイツブリ通いです。

     大枚2万円をはたいて20倍ズームのコンパクトカメラを買い込んで撮りまくり、

     一番良さそうなのがこの写真です。


   我がホームのギャラリーに出ている写真には及びませんが、苦心して撮ったものです。


               カイツブリは真ん丸な眼、牙のように見える嘴の黄色い模様で

              愛敬がある顔つきをしています。


              無事雛が孵るといいなあ。

                                             6月26日    アキコ


『FAKE』  映画

2016年06月25日 | 観た&聴いた

『FAKE』劇場予告編

 監督   森達也

 出演   佐村河内守・妻・猫  その他の来客

 

 現代のベートーベンと言われ、聞こえない作曲家として有名になり、メディアに

 追っかけられるが、ある日突然週刊誌に化けの皮をはがされる 

 更に追い打ちをかけるように実際の作曲を担当していた新垣勉氏がTV会見。

 すべてを話し質疑応答に答えた。   これは自分と佐村河内氏二人の罪だと。

 メデアを通じた印象では新垣氏は実作曲者であり、偽作を続けてきたが

 ここまで佐村河内氏がマスコミに晒されては何時かばれる!

  良心の呵責に耐えられない。  相手が承知しないなら自分が話す。

  という感じで新垣氏の世間知らずの正直者の印象で彼は被害者であり、

  佐村河内氏はこのインチキの元締めと世間から嵐のようなスキャンダルの

  糾弾の的となったのでした。

 確かに良いことではないが、殺人でもテロでもないのにここまでメデアは刺しつづけるのか?

 こうなると風貌も裏目にでるのですね~

      素敵な曲だったのにね~ 世間は怖い 正義は我に有り だもんね

 

 このドキュメント映画が上映されると知って渋谷のユーロスペースに観に行きました。

 ほぼ満員! 20代~40代の男性が多かった。  女性も居ましたよ。

 

     映画監督の森達也が佐村河内宅中心にカメラを回す。

     TV出演の依頼の訪問者。アメリカから来訪のグループが真相をつめて、なんとか

     彼の失地回復がなされないかと話かけるが、譜面を書けなくても曲の音源が

     ないと共作者とは認められないという。

 

     彼は聴覚がダメなことを否定された事に強く拘る。新垣氏が普通に聞こえていた

     と言ったことに「どうしてそんなウソを言うのか判らない」・・・・と・・・・・

     映画の中の彼は奥さんの言葉と手話を通して会話をしていた。

 

     観客はどんな受け止め方をしたのだろう

     どうやらペテン師と決めつけようと観に来た人はないようで、

     最後に拍手がありました。パチパチパチ

 

       ドキュメンタリーでも劇的場面があって・・・・これは言わないほうが・・・・

     観る人によって受け止め方は皆違うでしょう。

     多分 監督の姿勢がそのようで。 観甲斐があった作品でした 

 

        小保方さんには瀬戸内寂聴

        佐村河内さんには森達也    みなさんは 


GHQと戦った女 沢田美喜 青木冨美子著

2016年06月23日 | 読んだ


この本は読了したHさんから頂いたのですが、今頃 沢田美喜?と積ん読に。

しかし手に取って読み出すと、思いがけない濃い内容に一気に読み進みました。

終戦の時、私は国民学校6年生。そしてそれは敗戦なのでした。

東北地方の石巻市は東京に比べれば深刻さは酷くはありませんでしたが、

当時の事は子供心に鮮明に憶えて居ります。

神国日本と教えられて居たのに、焼け跡には戦争孤児やパンパンという

女達が、進駐軍という米兵が溢れて居りました。

良いも悪いも無い! 生きて行くのに必死!


それから間も無く聞いたエリザベス.サンダース.ホームと

沢田美喜という名前。

この本はその成立やホームの内容に書き進んでいるだけではありません。

土佐の岩崎彌太郎が貧困極まる生家から三菱財閥に到る経過。

その孫娘 美喜の産まれた時から亡くなる迄の濃密な歴史。

そして占領下のアメリカと日本の関係。 沢田美喜の活躍を追って行けば

それが明るみに曝されて行くのでした。

著者 青木冨美子は、それを追っかけるのにどれだけの時間と地球規模の

広範な探索を費やしたのか?そして会って確かめた沢山の人達。

この本で知り得た事実は維新時代から昭和迄の裏事情でも有ります。

言葉にならない深い感銘で本を閉じました。

  昭和記念公園便り   かいつぶり

2016年06月22日 | メールが来ました

  

  

写真は、カイツブリが水鳥の池のボート乗り場の脇に巣を作って、卵を温めているところです。

遠くて私のカメラでははっきり撮れませんでしたが、浮き巣の上に親鳥がいることはわかりますね。

こんな危なっかしい巣で大丈夫かと心配になります。


ボート乗り場のお兄さんの話では、蛇に襲われなければ大丈夫とのことでした。

私は見かけたことはありませんが、昭和記念公園には蛇もたくさんいるそうです。

   孵化まで3週間ほどなので毎日行ってみよう。

 

                   6月21日   アキコ


映画  海よりもまだ深く 

2016年06月20日 | 観た&聴いた

 本予告

 

   監督 是枝裕和  

   俳優  阿部寛 真木よう子 樹木希林 池松壮亮 リリー・フランキー

 

   東京 清瀬市の旭ヶ丘団地  夫に死に別れた樹木希林は一人暮らし。

   そこに息子の阿部寛がふらりと来る。彼は15年前ある文学賞をとったが、それ以降は

   パッとしない文筆生活。 取材のためという探偵業が生活の種。暮らしは貧しい。

 

   離婚した妻・一人息子。 養育費は滞りがちだが、息子と会う楽しみは残されていた。

   息子にあってスパイクを買ってやり、母の居る団地を訪問する。

     やもめ暮らしの老母は、つつましくそれなりに団地での楽しみもあって元気。

     この母とぱっとしないで中年になった息子とのやりとりが今時の庶民の現実

     そのままで・・・・なんだかなぁ・・・・観ているのがつらいかなぁ。

 

   帰ろうとするが、台風がきて部屋に閉じ込められ息子を迎えに来た真木よう子も

   泊まらざるを得なくなる。  別に何も起こらないのだが、鬱陶しく切ないそれぞれ。

 

     冒頭 黄色い西武電車が走り、主人公が降りて駅でうどんを食うシーン。

     「あれ! 清瀬駅みたい」 と思ったら 清瀬駅でバスで行った団地が

     旭ヶ丘団地。  私 この近くに住んでいたので、この風景覚えがありました。

   それからは、映画の中のストリーというよりは、知っている誰かの話のように映り、

   頭が鑑賞モードを離れてしまいました。  このリアル感  なに 

   ここは是枝監督が生まれ育った団地だという・・・・

 

     映画の主人公の思ったように生きられない暮らしは、ほぼ70%の人は

     そうなんじゃないかと思われ、役者がなりきればそれだけ映画として

     楽しめないのでした。  観終わって役者が達者なのが腹立たしかった。


       主人公のギャンブル好き・・・何とかしろよ!と想う私。  


  昭和記念公園 花便り アナベル 6月18日

2016年06月19日 | メールが来ました

 

 

 

 

  

  今は町の舗道にも、通り過ぎる家のお庭にもアジサイが花盛りですね。

  昭和記念公園でも何十種類ものアジサイが咲き、

  アジサイロードと名付けられたコースがあります。

  そのコース全部を歩こうとしたら半日がかりです。

  写真はコースに入り口のアナベルが群生している場所で撮りました。

  そこにいると白の幻想的な世界にいるような気分になりますが、

  写真はうまく撮れませんでした。

 

 カサブランカも咲き始めていますが、根元にはドクダミが生い茂っていました。

 公園中あちこちにドクダミがのさばっています。

 

  入り口近くで鉢植えの蓮の展示会も行われています。

 

      しかし、暑かった!!

 

              6月18日    アキコ


「 夜を乗り越える」 又吉直樹著

2016年06月15日 | 読んだ



広島空港で搭乗までの待ち時間が長く、土産物屋にも飽きて本屋に入った。

ふと手に取ったのが又吉直樹の 夜を乗り越える 新書版。

文字の大きさも読み易そうなので購入した。

帰宅後、疲れながらも読み始めると止まらない!

 第1章 文学との出会い

 第2章 創作について  ー「火花」まで

 第3章 なぜ本を読むのかー本の魅力

 第4章 僕と太宰治

 第5章 なぜ近代文学を読むのかー答えは自分の中にしかない

 第6章 なぜ現代文学を読むのかー夜を乗り越える

       あとがき


  語り口が時々関西弁の今どき口調になるのも柔かい雰囲気で

  読みやすいのですが、内容がまことに上等なんです。

  読んでいて何度もブログにはここを引用しなくては、と思いながらも

  先へ先へと読み進んでしまいました。

  本が好きで好きで読み込んで惚れ込んできた人の深さというか純情に

  打たれました。 そして謙虚な人柄が好ましい。

  選ばれた言葉が更に発酵して文章が滋味を増し、読者の共感を呼び起こす。

    これは是非、中学の国語の教科書に入れて欲しいなぁ・・・・・・

    読みながら何度もそう思った!


  第6章の現代文学の処に来ると、自分の読んでいない分野なので、

  急に取り付きが悪くなった・・・・・


  「火花」 芥川賞を取る前に読みましたが、良さがよく判りませんでした。

  芸人の世界のやりとりがピンと来なかったのかも。

  この本を読んでいるうちに前から発刊されている本があると知ってAMAZONに

  直ぐ 発注しました。   「東京百景」


  狙いたがわず、私好みの心地よい本でした。

  表紙に大島紬が使われまことに上品。(布ではありませんが)

  東京に出て以来、出会った東京の100の風景の中の又吉直樹が

  イキイキと描かれていながらの詩情も滲んでおりました。

     私は彼の小説にはついていけないけれど、エッセイ風が

     好きなんだなあ・・・・・と思いました。


            どうやらこの2冊で又吉直樹を好きになってしもた。 かな?