後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

1Q84 BOOK 3

2010年04月28日 | 日記
ここは見世物の世界
何から何までつくりもの
でも私を信じてくれたなら
すべてが本物になる

これはBOOK1の扉にありました。
そしてBOOk3
の最終に近い処で再び出てきます。

さて 謎解きは無用です。この小説には通用しません。

BOOk1・BOOK2は飲み口の良いワインのようにピッチを上げて読了してしまいました。
BOOk3は発売日にAMAZONから到着、今回はチビチビと読み進みました。
     1・2と雰囲気が違います。

青豆と天吾の他に 牛河 が登場します。
青豆(女子)天吾(男子)の二人は市川市の小学校の同級生。現在は30歳です。

二人に共通なのは、家庭環境に恵まれなかったこと。

青豆の両親は「証人会」という教団の熱心な信徒であり、布教に彼女を連れて回りました。
世間の常識からかなり離れた教義でしたから、クラスメートからのイジメの対象になっていました。

天吾は幼くして母と死別し、父に育てられましたが、父はNHKの集金人で日曜日には
1日中集金に付いて回るのでした。
頭脳はずば抜けて優秀で、身体能力も高く天才児的な存在でした。

10歳の二人には心通わせた短い時間があって、それは30歳の今まで会えないまま
求め続けられているのでした。この小説の源流だと思います。

牛河はカルト教団「さきがけ」に雇われている調査員で、青豆を追って天吾に行き着きます。
「福助頭」と呼ばれ容貌魁偉な短足男です。
緻密な発想で二人を追い詰めて行きます。彼独特のプライドとこだわりがあります。

彼ら3人の共通項・・・・ある意味不幸な家庭環境で育ったこと・・・・

天吾と青豆の純愛・カルト教団・出版界・柳屋敷の女主人・ふかえりとその保護者・悪と善
のシステム・暴力・親子関係・二つの月・リトルピープル・空気さなぎ・猫の町・・・
このストリー・ボードには次から次へと沢山の事件と人物が登場します。
純文学?ミステリー?スピリチャル?

読み始めて間もなく、ある意味これは音楽だと・・・・
クラシックでロマン派と現代音楽の合体?・・・の印象。ヴラボー

聴く感じで読めばいいと感じるのでした。
そうすると、この小説の魅力に安心して身を委ねられるのでした。

文章は鋭角でスウィートな比喩が散りばめられ、「小説の美味」を味わうことの連続となります。

謎解きはいいって
3Dは映像が飛び出します。これは裏側に3D

ボクらの時代 GACKT/西川貴教/DAIGO

2010年04月26日 | 日記
寝ぼけながらTVをON!
アレアレ・・・・今朝はこの顔合わせ歓迎
接点知らなかったから(当然)嬉しく拝見いたしました。

ある種、構えているかと思いきや・・・・全然・・・
空気読める 会話 が飛び交いました。素直に吐露していて感じイイです。

GACKT 20歳の時の結婚、消した理由・・・ある種ピュアな貧しい若者ゆえ・・・
    2人に対して意外なほど現実的な優しいアドバイス。

西川貴教 真面目で努力家。洞察力が鋭い!上手にアピールが出来る。

DAIGO 口調からトロそうに見えるが、気を使いながら硬骨。
    キレがいい会話。分り易い表現力。








東京インターナショナル フラワー&ガーデンショー2010

2010年04月25日 | 日記
4月17日~25日 昭和記念公園みどりの文化ゾーンで開催されました。
大変混雑して写真どころではないとの情報があり、天候もパットしないので
見送るつもりになっておりました。  ところが今日は晴天!早い時間に到着致しました。









トップレベルのガーデンデザイナー・フラワーデザイナーが集い、その才能を存分に見せてくれます。
パンフレットにそうありました。和風あり、和洋折衷あり・メルヘンあり、山野風あり。
庭づくりの参考にするらしい人も熱心に眺めて相談していました。

私はグランドホーム住まいの身、唯々鑑賞あるのみ・・・・
それにしても、何と言う美しさ。花と樹と石と水と苔とガーデングッズのコラボでした。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

2010年04月24日 | 観た&聴いた
のだめカンタービレ 最終楽章幕後1.mp4


総監督 武内英樹・監督 川村泰祐・ 上野樹里・玉木宏

上に入れた動画は前篇の時のものです。後編のは余りありませんでしたので・・・
撮影はパリを中心にヨーロッパですが、観光気分で見ても楽しい場面が多いです。

音楽のシーンは、素晴らしかったです。素養がない私が言っても説得力ありませんが。
最初にラヴェルのピヤノ協奏曲が流れ、それを聴いた のだめ が興奮して部屋に帰る
場面がアニメになって出てきます。可愛いディズニー映画みたいでした。

千秋との恋愛も紆余曲折あるところに、コンクール出演の仲間の応援で音大の面々が
パリにやって来て盛り上がる?という訳。グループ総出演。

思わぬ経過で のだめ がデヴィユーすることになり、ショパンのピアノ協奏曲ト長調を
演奏する。物凄い名演奏でプロデヴューかと世界の注目の的に・・・

しかし、その直後の落ち込み。自信喪失・・・・

千秋は、かって一緒に弾いた モーツアルトの2台のピアノのためのソナタ を共に弾く。
新生の二人は恋愛も音楽も一緒に歩むことになるのでした。メデタシメデタシ。

のだめのピアノの弾き替えはランランという豪華さ。
オーケストラも一流どころ。辛口の映画評もありましたが、これはこれで上等

弾き替えといっても、俳優が全身で映る演奏場面もかなり有り、指揮者に至ってはなりきって
振らねばなりません。上野樹里・水川あさみ・玉木宏はさぞ大変だったと思います。
今編はマンガチックを控え目にしていて、ほっと致しました。

映画『シャッター アイランド」 を観ました

2010年04月22日 | 観た&聴いた
映画『シャッター アイランド』予告編(90秒)


監督 マーティン・スコセッシ 主演 レオナルド・ディカプリオ

タイトル前にいきなり警告が流れます。「結末を言わないように」
謎解きが最後まで引っ張って行く仕組みになっていますから・・・

ボストン湾の絶壁に囲まれた孤島。精神を病んだ犯罪者が隔離され、厳しく管理されている。
そこに連邦保安官2人が「消えた一人の女性」の捜査の為に行く。なんともおぞましい印象。
保安官の一人ディカプリオは、過去にナチスの収容所でユダヤ人の死骸の山を見、
勝利者として占領した自分たちがナチスを皆殺しにして罰したトラウマがある。

彼は、度々幻視に襲われる。島の厳しい自然と荒れ果てた廃墟のような病棟。
楽しい場面は一つもない。観ていて「サイコ」を思い出した。

しかし島も施設も登場人物も禍々しさで眼を放せない。
凄惨はある種の美しさがあるとも言える。

精神を病む・・・ということ。この人間の不幸な境地からの発信を受け止めるのは
どんな手立てが有るのだろうと心が一杯に成るのでした。
映画の良し悪しは分かりませんが、きっと何時までも忘れない映画になるような気がします。

YUNDI - Chopin Nocturne No2

2010年04月21日 | You Tubeより
YUNDI - Chopin Nocturne No2


昨夜のサントリーホールのコンサートでもこの曲を聴きました。

これは最近の映像ですから実物はこのまんまでした。
満席!燕尾服がよく似合ってる端正・白なYundi Liさまでした。

今年はショパン生誕200年で何処をむいてもショパン・ショパン。
無論 ”オール・ショパン・プログラム”でした。

夜想曲より
   第1番
   第2番
   第5番
   第8番
   第13番

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

4つのマズルカ
   第1曲
   第2曲
   第3曲
   第4曲

ピアノ・ソナタ第2番「葬送」

ポロネーズ第6番「英雄」

  親しみ易い曲ばかりでした。迫力もありました!でもお疲れのようにも感じました・・