後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

屋久島  ①

2010年09月30日 | 日記
まさかの 屋久島旅行 です。
私の記憶の屋久島は、林芙美子の「浮雲」。映画では森雅之・高峰秀子で撮影された映画の現場。
その古い古い記憶と最近の屋久杉の鬱蒼たる苔むした太古の森の島のミックスの印象。

そこへ行くことが可能とは、思いもよりませんでした。しかし旅行社のプランは誘惑します。
羽田から鹿児島。更に屋久島まで航空便で、午后発って夕暮れには到着ですと・・・・・
更に、屋久杉群生の処までバスで行け、少し厳しい散歩程度で森を歩けます。

私と友人は、そそられるまま「行きましょう!」となりました。何回かに分けてのご報告です。


天候不順のため飛べない事もあります。・・・何度もアナウンス・・・・屋久島行はプロペラ機。


宿泊は JRホテル屋久島。海辺に立ち温泉もある 八角形のユニークな建造物 です。


私たちの部屋は510号室。モッチョム岳を左に望み、海が拡がるnice view


日の出前からベランダに出て、刻々と変わる空と海を眺めました。
この年齢だと、何処でもが「最初で最後」なんです。


千尋(センビロ)の滝(巨大な花崗岩の一枚岩を流れ落ちる滝)です。


滝の流れ。明日 動画 を入れます。

マンガ考  by 青秋納言

2010年09月27日 | 日記
さくら様からコメントで 青秋 という言葉を頂きましたので「シャレ」のタイトルです。



ある方がマンガに関心があるのを知って 「山岸凉子 日出処の天子 全7巻」を
貸してくれました。日出処の天子→厩戸皇子→聖徳太子   
 皆さん良くご存知の日本史の中ではもっとも有名な存在。
日本仏教の最高のヒーロー。政治上は最強のリーダー。叡智と霊力兼備の悲劇の王子。

物語は奈良時代の朝廷・豪族の複雑な血族関係と権力争い。
貧困と流行病に苦しむ庶民。百済などの外国からの帰化人。
仏教と神道。

マンガですから、超美形が入り乱れるファンタジー。しかも太子が想う人は蘇我毛人
(えみし)蘇我馬子の長男。・・・えっ!ホモ的愛?太子の想いは届かず、
えみしは太子を敬愛しつつも女人に恋する。ネジレル愛でありました。セツナイです。
奇想天外な発想。  いやぁ 面白かった!
読み始めてから止まれませんでした。これがマンガの醍醐味かぁ・・・・・
         固いこと言わないの・・・・



これならマンガ大丈夫だわ・・・・しかし本を買うのはなんだかなァ。
マンガ喫茶も無理だし・・・・
矢張り PCで読む 電子書籍 でしょうが! 読みやすい事、限りなし。
ナニ読もうかしら?知識乏しいです。結局 聖徳太子つながりで
 池田理代子 聖徳太子 を購入。

ガラリと雰囲気違って正統派の太子です。仏教の解説も詳しいし、
仏教の背後の文明・規律・精神向上を取り入れ日本人のバックボーンを
新生しようとなされたのも分かります。(まだ第1巻)

先日TVたけしの番組で「日本人の特徴」をテーマにしていましたが、
「マンガ好き」もその一つ。
脳科学者は日本人の脳のシステムから解析していました。

マンガは手塚治虫の登場で新世界に入ったこと。
エンターテイメント・教養・情報発信の強力ツールであること。
等・など・・・・。進化し続けております。

短文心掛けております私、結論。
ジャンルは多様ですから、好きな分野を攻めて行けばイイ。
エロ・グロ・暴力・お子様向きは飛ばして、オススメがありましたら教えてくださいませ。

       まだまだ 未知の分野 がありそうです。

Super Trio  3℃ 

2010年09月26日 | You Tubeより
Super Trio 3℃ / 石田泰尚(Vn)金子鈴太郎(Vc)清塚信也(Pf)

ピアニスト清塚信也が参加するSuper Trio 3℃ の練習風景の動画。
東京文化会館小ホールで演奏会があった時のためだと思います。
トリオを組んで初めてだったし、聴きに行きたかったのですが、行けませんでした。

ところが昨日eプラス(チケット販売)のメールで11月25日サントリーホールで
演奏会があると知りました。やっぱりご縁があったと早速チケットを手配しました。

        訂正 ヤマハホール でした。

GEORGE piano stories

2010年09月24日 | 観た&聴いた
9月22日 高円寺の 座 というシアターに行きました。
中央線に乗ると、新宿に向かって左側に ユニークな黒の建物 が見えます。
何だろう?何時にか行ってみたいと思っていたら、チャンス到来・・・・・

ジョルジュ・サンドとショパンのお話です。朗読劇にピアノ演奏がついています。

出演者

朗読   ジョルジュ・・・・・・竹下景子
      ミッシェル・・・・・・・真那胡敬二

ピアノ  ショパン・・・・・・・・清塚信也

ステージの中央のグランドピアノ。     弾くショパン 清塚信也
右側に小テーブルと椅子と花瓶の花。  女優 竹下 景子
左側に小テーブルと椅子           男優 真那胡 敬二

お話はジョルジュ・サンドと彼女の愛人だった弁護士ミッシェルで交わされます。
パリの社交界では女流作家ジョルジュの存在は際立っていました。
男装して登場し、人気の芸術家たちに囲まれて、大物の愛人たちも次々に替る。

弁護士のミッシェルもその一人でしたが、ある日リストのサロンにポーランドから
亡命してきた ショパン が現れるのです。そして強引な程のジョルジュの行動。

初めは当惑していたショパンも何時しか年上の彼女のトリコになって行くのでした。
ミッシェルは怒りながらも、彼女のための仕事に奔走し、サポートする立場になります。
この二人に交わされる手紙が朗読になっています。そして愛の行方を辿ります。

ショパン(清塚)は終始 無言 ピアノを弾いていきます。
演奏は第1幕 7曲    第2幕 8曲 ALL ショパン。有名な曲が次々弾かれました。

ミッシェル役の真那胡はダンディで知的な風貌。適役でした。
ジョルジュ役の竹下景子は?私のイメージからは遠かった。
奔放で濃い妖な感じは、ありません。竹下には、どうしても楚々とした感じが付き纏う。
時間の関係からかセリフが早口にならざるを得ないせいかも知れません。

さて、ショパンの清塚信也。白いブラウス・青いチュニック。一言のセリフもありません。
白の面差しで只々ピアノを弾きました。これは ヨカッタよ~
私の席は最前列の左寄り。満足満足 
それにしても、清塚弾くとき表情変えません。ショパン役だから?
ランランなどの表情ゆたかとは 大違い。
曲は情感ゆたかで、ある時は激しく叩き、指が飛ぶように鍵盤を走ります。

小劇場でしたが、お洒落で雰囲気がとても好いです。
客席の両サイドにカメラが入って録画していました。

3500円でした。とてもトクした感じです。えっ?  いいの? 大満足
自分孝行な誕生日でした。

誕生日がやって来た

2010年09月22日 | 日記
1933年生まれ。今日が誕生日です。
小さい時から お誕生日 がめでたいと感じたことありません。
何時も「乗った車は終点に向かっている」のが自然・・・・なのでした。

といって暗いでもなく、醒めた子供・醒めた若者・醒めた中年・醒めた高年で
ここまで来れたのは、ある種の幸運があっての事かもしれません。

天皇陛下
オノ・ヨーコ
岸 恵子
若尾 文子
草笛 光子


露出度の高い方達なので、同期と知りましたが、違った分野で活躍の方も
多いと思います。ステージの高い方達で自分と比べようがありませんが
彼女ら存在感は落ちてません。 (陛下を同じ目線ではいけませんが・・・)

私 思いマスに、もっとシャンとしないと! と自分にメッセージ。
           ぐだ~な私であります。

終末考えるのも大切ですが、そこに至る道は未だ続くのですから。
退化しながらも、ある部分の進化は望みなきにあらず。

    これって 醒めてる とは言わないのかもネ。

敬老

2010年09月20日 | 日記
今年ほど「敬老」という言葉が虚しく聞こえる年はありません。

100歳以上の人達が何万人と行方知れずで、そのうちの何人かは
家族がその年金を使っていたと・・・・・

こんな事があるとは行政も想像しなかったのか
知っていて、手付かずだったのか・・・・

大勢の老人の内のホンの一握りなのか?
戸籍には関係なく家族に囲まれていても、
哀れな境遇で長生きしているのではないのか?

そんな現実を突き付けられました。

「親孝行」「年寄りを大事に」なんだか死語に近くなってしまった。
道徳仁義・修身の観念はー消去ーの道を辿るのでしょうか?

親孝行の観念は、自然界(生き物の)にはありません。
動物は自然の摂理に従い、子孫を産み、懸命に育てて次世代に絆げます。
子が成長すれば、子を放し、自分の生を頑張って一人死んでいきます。
「親孝行」する子供はありません。
(或いは「群れ」が「老」を保護する種もあるかも。)

だから人間の親孝行は、人間の精神の存在、心の成熟、道徳の向上、
宗教の存在などがあって、初めて成り立ったのだと思います。

人間がどんなに進化しても「子育て」が「親孝行」に優先するでしょう。
「敬老」「親孝行」は努力無くしては出来ません。
その心を培う土壌が必要です。

昭和ヒトケタの私。「君に忠・親に孝」で育ちました。
しかし・・・・本音をいうと「君に忠」感情はー自然消滅ー
「親に孝」は足りないながら出来た世代でした。しないといけない世代でした。
しかし・・・・次世代にはあまり期待しない方がイイカナァ・・・・
心ばかりで結構ですから・・・・位ですかねぇ。

でも、「敬老」の心は失って欲しく無い。
今は「老」でも今日を作ってくれた「土台」を大切に。

       敬礼

レ・フレール 2010 Japan ツアーファイナルコンサート

2010年09月19日 | 観た&聴いた
Les Freres - Boogie Back to YOKOSUKA

2010年5月からパリ・ルクセンプルク・ブリュッセルと演奏して、帰国後
Japan ツアー。この日(9月17日)渋谷オーチャードホールがファイナルでした。

レ・フレールは斉藤守也・圭土の兄弟ピアノ・デユオ。
私が初めて聴いた・見たのは2005年11月の「題名のない音楽会21」でした。

コンサート聴いてみたいと思ったときは、いつもチケットがソールドアウト!

今年熊谷和徳のタップとのコラボで、ようやく生で観・聴きました。

彼らは1台のピアノを二人が4本の手を自由自在に交差させて弾きまくる
「キャトルマンスタイル」。限りなくダイナミックな演奏です。
クラシックの勉強をベースにしてますが、ジャズ・ロック・童謡などをオリジナルな
味付けで弾きます。作曲も彼らがしています。そしてブギーウギーピアノという
得意のジャンルで挑戦しています。

この日の会場は演奏が始まるや手拍子でのリズムが湧き上がるのでした。
ピアノと演奏者と聴衆が合体。無論 満席。

2部ではステージの大スクーリンに欧州ツアーの映像が映し出され二人の解説。
演奏はスクーリンに上から・横から映し出されて、どの席からも満足させられます。

例によってプログラム無し・・・・・(意地はって有料のは買わない!)
スクーリンに曲が始まると 字幕 で流れますが、英字だしオリジナルだし
覚える間に消えていきます。  私 双眼鏡 で観ます。でも不満。

        でも・・・・良かったよ・・・・