いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

米国の先鋭化。 acumination of usa

2024-05-08 20:39:59 | 日記
 (1)米国は11月の大統領選に向かってかなり先鋭化(acumination)、先鋭的になってきている。バイデン大統領が日米同盟連携強化の日本を排他主義と言ったり、大学では学生がイスラエルのガザ地区侵攻に抗議して学内占拠して警官が学内に入って学生活動家を排除、逮捕している。

 (2)イスラエルのガザ地区侵攻では民間人、避難民の犠牲者が多く出て、イスラエルの自衛権を容認するバイデン大統領もイスラエルに自制、休戦を求めており、大学の学生抗議と目的、趣旨は同じはずなのにこちらは学内に警官を入れて学生を排除、逮捕するという強硬姿勢に出ている。目指す方向性は同じなのだから、もっと説得する手段、方法はあったのではないのか。

 (3)どちらも目的、趣旨は同じ方向を向いているのに先鋭化して対立するという、冷静さを見失った危険な先鋭化だ。戦争に対する学生の抗議行動とそれを実力排除するため警官が学内に入って学生を排除、逮捕する構図はベトナム戦争反対を思わせて、バイデン大統領はイスラエルのガザ地区侵攻では部外者とはいえないがイスラエル擁護の立場、姿勢とイスラエルに自制、休戦を求める二重基準(double standard)が米国での問題を複雑に深刻にして先鋭化させている。

 (4)バイデン大統領も学生も同じ方向を向いているのに周りが見えずに先鋭化して、のっぴきならない深み、対立にはまっている。こういう状況はバイデン大統領にとっては不利益であり、大統領選を争うことが確実な共和党トランプ前大統領を利することになり、世界はトランプ前大統領の返り咲きを前提としてトランプ前政権時代の踏襲に備えて各国は疑心暗鬼にトランプもうでをするというおかしな政治構図が続く。

 (5)イスラエルのガザ地区侵攻に抗議して大学を占拠する学生が大統領選に対してこそ米国の進むべき道、方向性に行動し意思表示をする必要性、権利がありながら、こちらには先鋭化しないのはどうしたことか、わからない。

 (6)今年の大統領選の民主党バイデン大統領と共和党トランプ前大統領の再対決には米国民の多く(60%以上ともいわれている)が失望し、期待しないとしており、どちらが大統領になっても期待できないと国民の多くが考えており、バイデン大統領も現職として何かと先鋭的になって国内、国外事情を巻き込んで国民の関心を引こうとしているようにみえる。
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