ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年3月13日。ウクライナ侵攻から383日目

2023-03-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年3月13日。

 ベラルーシ大統領がイランを公式訪問しています。訪問するのは過去17年間で初めてだそうです。少し意外ですね。 交渉のテーマは、二国間関係の発展、貿易、経済協力などで、ロシアのウクライナ侵攻について、ベラルーシとイランは二国間の関係を強化することで合意しました。


 ラトビアとの国境地帯のベラルーシ側で不法移民の凍死体が発見されました。もちろんベラルーシ側は、この移民がラトビアのほうへ越境しようとしたのをベラルーシ側に押し返した、そんなことをしなければ生きていたはずなのに、という論調でニュースにしています。


 モスクワで働いていたユーラシア経済委員会委員長補佐のベラルーシ人男性が、今月10日から所在不明になり、こちらでニュースになっています。


 ロシアの制裁回避の主な物流ルートの一つであるトルコが3月上旬、制裁対象品のロシアとベラルーシ向けトランジット(通過)手続きを停止しました。ロシアの友好国なのに。ロシアへの物流が一部止まることで、今後ロシア国内で値上げや品不足が起きる可能性があります。しかし、結局複数の抜け穴を通して、少しずつ商品は入ってくると思います。物価高も続くと思います。
 
 ベラルーシ当局の公式発表によると、昨年末と比較して、ベラルーシの年間インフレ率は11.7%に達しました。
 最も値上がりしたのは野菜で10.6%のインフレ率。アルコール飲料は4.6%のインフレ率。
 逆に価格が下がった商品もあります。穀物と豆類は1.5%安くなり、香水と化粧品は1.3%安くなりました。


 徴兵年齢の段階的引き上げに関する法案がロシア連邦下院に提出されました。おそらく可決される見通しです。
 徴兵される年齢は今までは18歳からですが、21歳からに変更されます。徴兵の最高年齢も27歳未満から30歳に引き上げられます。
 これで高校を卒業してすぐに徴兵されるということななくなりそうです。
 ちなみにべラルーシでは18歳から27歳未満の間が徴兵対象年齢です。しかし、結婚して子どもがいる人などは免除されます。こうして、早く結婚して早く子どもを持とうと考える人が増え、少子化対策の一つになっています。