『ウメ』という名の猫です。きれいな猫です。
大学の先生をしているNさんが、保護して、一緒に暮らし始めたネコなんです。
「色々教えて頂きたく、一度お伺いして宜しいでしょうか?」ってメールが病室に届いたんです。断る理由はありません、病室で、大学の先生相手に、「ノラだった猫と仲良く一緒に暮らすために」という『特別講義』をしちゃったんです。
たぶん『特別講義』の受講料のつもりだと思うんですが、Nさんがねこ漫画を届けてくれました。ウメちゃんとはまったく異なる立派なオス猫の物語です。
なかなかなねこ漫画です。ユキ子さんもたいそう喜んでいました。ありがとうございます。
<入院生活の間さ、おヒゲはずいぶん本を読んでいたけど、その中には猫本がたくさんでした。どんなん読んでたか紹介しますね>
<まずさ、一番いいなって感じで読んでいたのがこの本だいね、『ねこまみれ張』、ミロマチコ著・新ブロンズ社刊。鉄三、ソト・ボウ、三匹の猫とマチコさんのお話です>
<次がさ、「カモメに飛ぶことを教えた猫」、ルイス・セブルバタ著・河野真理子訳 白水社刊 みたいです。死に際に産み落とされたカモメの卵を温め、ヒナを育て、飛ぶことを教え空に返した黒猫ゾルバ、良い物語、キキが読んだら泣いちゃうと思います
この先は、順不同ですよ…>
<すっかり有名になっている「もみじ」さんの本です。直木賞作家の村上由佳さんの『もみじの言い分』、ホーム社刊のフォトエッセイです。
凄いすてきな本なんですけど、おヒゲさ、もみじさんとキキのことが重なってしまって、なかなか読み進めないでいるんです。お届けくださったのは、おヒゲが若い頃にお世話になったSさんの娘さん、ありがとうございます>
<これはね、『ヨーコさんの言葉』、講談社刊です。「100万回生きた猫」の佐野洋子さんの言葉を集めて制作されたNHK放送Eテレビの同盟の人気番組の書籍版です。
表紙は、全て猫のイラスト(絵:北村裕花)なのですが、猫本ではありません、でも素敵な本です>
<そして、最近出た猫の画集『Cat 名画の中の猫』です。アンガス・ハイランド (著)、 キャロライン・ロバーツ (著)、喜多 直子 (訳)、エクスナレッジ刊です。表紙は山田緑の作品です。
<ウォーホル、ゴヤ、ホックニー、国芳、ダ・ヴィンチ、クレー…...などと言う有名な作家さんの絵も多いのですが、あまり紹介されていない作家さんの作品も収録されていておヒゲがよろこんでいます>
<左から、クリストファー・ウッド、ナーマ・べセット、三つ目は忘れちゃったゴメン、という作家の皆さんの作品です。いいですね…>
<お料理の稽古に戻って来るのに、読み切った本を運んできてますから、退院も近づいたのかなって、感じてます。
あんじゃあないと思いますよ…>
直派若柳流の三代目若柳吉駒でございます。 恒例の美登利会の浴衣ざらいは、7月21日午後1時より、昌賢学園前橋ホール・小ホールで開催いたします。入場無料ですので、ぜひお運びいただきたくおお願い申し上げます。 来春の美登利会は、4月12日開催予定で準備を進めます。これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命精進してまいりますので、末永くご贔屓いただきますよう伏してお願い申し上げます。
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください