猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

おヒゲが病室で読んでいた本が家に運ばれてきてます、その中から猫本を…

2019-07-16 07:49:37 | あんじゃあない毎日

『ウメ』という名の猫です。きれいな猫です。
大学の先生をしているNさんが、保護して、一緒に暮らし始めたネコなんです。
「色々教えて頂きたく、一度お伺いして宜しいでしょうか?」ってメールが病室に届いたんです。断る理由はありません、病室で、大学の先生相手に、「ノラだった猫と仲良く一緒に暮らすために」という『特別講義』をしちゃったんです。

  たぶん『特別講義』の受講料のつもりだと思うんですが、Nさんがねこ漫画を届けてくれました。ウメちゃんとはまったく異なる立派なオス猫の物語です。
なかなかなねこ漫画です。ユキ子さんもたいそう喜んでいました。ありがとうございます。

 

 <入院生活の間さ、おヒゲはずいぶん本を読んでいたけど、その中には猫本がたくさんでした。どんなん読んでたか紹介しますね>

  <まずさ、一番いいなって感じで読んでいたのがこの本だいね、『ねこまみれ張』、ミロマチコ著・新ブロンズ社刊。鉄三、ソト・ボウ、三匹の猫とマチコさんのお話です>

 <次がさ、「カモメに飛ぶことを教えた猫」、ルイス・セブルバタ著・河野真理子訳 白水社刊  みたいです。死に際に産み落とされたカモメの卵を温め、ヒナを育て、飛ぶことを教え空に返した黒猫ゾルバ、良い物語、キキが読んだら泣いちゃうと思います
この先は、順不同ですよ…>

 

  <すっかり有名になっている「もみじ」さんの本です。直木賞作家の村上由佳さんの『もみじの言い分』、ホーム社刊のフォトエッセイです。
凄いすてきな本なんですけど、おヒゲさ、もみじさんとキキのことが重なってしまって、なかなか読み進めないでいるんです。お届けくださったのは、おヒゲが若い頃にお世話になったSさんの娘さん、ありがとうございます>

  <これはね、『ヨーコさんの言葉』、講談社刊です。「100万回生きた猫」の佐野洋子さんの言葉を集めて制作されたNHK放送Eテレビの同盟の人気番組の書籍版です。
表紙は、全て猫のイラスト(絵:北村裕花)なのですが、猫本ではありません、でも素敵な本です>

<そして、最近出た猫の画集『Cat 名画の中の猫』です。アンガス・ハイランド (著)、 キャロライン・ロバーツ (著)、喜多 直子 (訳)、エクスナレッジ刊です。表紙は山田緑の作品です。

 <ウォーホル、ゴヤ、ホックニー、国芳、ダ・ヴィンチ、クレー…...などと言う有名な作家さんの絵も多いのですが、あまり紹介されていない作家さんの作品も収録されていておヒゲがよろこんでいます>

   <左から、クリストファー・ウッド、ナーマ・べセット、三つ目は忘れちゃったゴメン、という作家の皆さんの作品です。いいですね…>

 

 <お料理の稽古に戻って来るのに、読み切った本を運んできてますから、退院も近づいたのかなって、感じてます。
あんじゃあないと思いますよ…>

 

 直派若柳流の三代目若柳吉駒でございます。  恒例の美登利会の浴衣ざらいは、7月21日午後1時より、昌賢学園前橋ホール・小ホールで開催いたします。入場無料ですので、ぜひお運びいただきたくおお願い申し上げます。 来春の美登利会は、4月12日開催予定で準備を進めます。これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命精進してまいりますので、末永くご贔屓いただきますよう伏してお願い申し上げます。

 

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください


「こびる」、「こじょはん」の復活で、一日五回食で行こうって考えてるんです

2019-07-16 07:37:36 | あんじゃあない毎日

昨日も『外出許可』をもらって、家に戻りました。
そいで、作ったおやつです。午後3時にいただきました。
アンズのコンポートとゆであずき、それとイモ餅です。

 イモ餅は米がまだ作れないでいた開拓時代の北海道で生まれたジャガイモとかたぅりこで作る持ちなんです。まずマッシュポテト作って、それがまだ熱々のうちに片栗粉を加えて練り上げれば出来上がり、すごく楽ちんな餅、ジャガイモだから、身体にもいいのですよ。

 <おヒゲさ、毎日昼間帰ってくるのは構わないけど、なんか変なもん作って食べてるんですよね。おやつだなんて…>

 <キキさんの疑問にお答えしますね。おヒゲはさ、手術してがんに侵されてた食道を取り除いてもらったでしょ、その食道の代役を胃が果たしているんです。それで、胃の容量がすごく小さくなって、一度にたくさん食べられないんですよ>

<それでね、青々と稲が育つ朝倉田んぼを眺めていて、昔のことを思い出したんです。
昔さ、田植えの時みたいに忙しい時期の農家では、朝起きるとすぐ仕事に出て、6時ごろ戻って朝飯、それでまた田んぼへ。田んぼで働いてると、9時から10時の間ぐらいに「こびるせんか〜い、お茶も持ってきたよ〜」って母ちゃんがやってくるんです。すると、働いてた皆さんは、届けられたおむすびとお茶いただきながら休憩するのよね。これを「小昼(こびる)」と呼んでたらしいんです。
それから12時過ぎに昼食が届いて、また休憩、また働いて、15時ぐらいになると「こじょはんだよ〜」って声がかかるんですって。田んぼでのおやつタイムなのだそうです。そいで、日が暮れると家に戻ってうどんの夕食、農繁期の農家は五回食だったんですって。>

 <そうか、そんなこと思い出して、今風のこびるやこじょはんを試作してたのか…>

 <昼食はね、ジャガイモと人参のガレットとトマトのスープ作ってた>

 

 そうなんです。一日5回食を基本にした「胃がビミョウな74歳の食生活プラン」というレポートを作成したんです。あした、病院で、管理栄養士さんやなんかから「栄養指導」を受けることになっているんで、その時に私の考えをきちんと伝えるために、昼食と、それと朝と昼、昼と夕との間の2回の食事について試作しながら考えていたんです。

 雨上りのわが家は、ハギの葉に雨粒が光ってきれいです。

 <オヒゲはさ、レポートを仕上げると、病院へ帰って行きました。
今度の日曜日の21日は、、午後1時から昌賢学園前橋ホール・小ホールで美登利会の浴衣ざらいが開催されえるんです。入場無料ですので是非お遊びにいらしてください。
そんなわけで、ユキ子さんは忙しなんで、おヒゲ、タクシー呼んでました。あんじゃあないんだいね…>

 

 直派若柳流の三代目若柳吉駒でございます。  恒例の美登利会の浴衣ざらいは、7月21日午後1時より、昌賢学園前橋ホール・小ホールで開催いたします。入場無料ですので、ぜひお運びいただきたくおお願い申し上げます。 来春の美登利会は、4月12日開催予定で準備を進めます。これからも、初代と二代目の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命精進してまいりますので、末永くご贔屓いただきますよう伏してお願い申し上げます。

 

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください