評価 (3点/5点満点)
ITベンチャーで名だたる企業に勝ち続けてきた著者が、「選ばれ続ける人」になるための具体的なテクニックから、「選ばれ続ける人たち」が普段から用いている思考回路まで、披露しています。
「選ばれ続ける」ために私が無意識のうちに工夫してきたことを言語化して、誰もが応用できる形にしてみた。
その最中には「選ばれる」ことを意識していなかった。自分が最大限に能力を発揮することに集中していた。
努力しているのになぜか選ばれない人は、選ばれ続ける「武器」を自分の物にしてほしい。
(はじめにより)
「選ばれる」人になるためには、価値を創って提供し、能動的に活動して日々を充実させる必要がありますね。
相手ではなく自分が選ばれたことで、よりプラスに働くことに繋がったのだという自負を持ちましょう。
【my pick-up】
◎なぜ「ブラウザ」が大事なのか
IEやSafariを使っているユーザーよりも、ChromeやFirefoxを使っているユーザーの方が、勤続期間は15%も長いし、欠勤日数も19%少なく、また生産性も明らかに高い傾向が出ていた。IEやSafariはパソコンやスマホを購入した時に、デフォルトで既に導入されていて、買ったその場から使えるブラウザである。逆にChromeやFirefoxは自分でググッて見つけて、ダウンロードしてインストールしないと使えないブラウザである。前者のブラウザを選ぶ人の特徴は、現状をあるがままに受け入れるタイプだということだ。後者のブラウザを選ぶ人の特徴は、常に何かもっといい方法はないかと模索し実践するタイプだということだ。
◎嫉妬されそうになったら、こちらの手の内を相手に見せてしまう
もしあなたが身近な人の激しい感情で悩んだとしたら、あなたのもっと泥臭いところをさらけ出しておいた方がいいのかも知れない。美学として苦労を顔に出さないのは正しいし、謙虚な姿勢はとてもいいことだ。でも同じボートに乗っている仲間なのだから、あなたのプロセスまでも見てもらい、引き込んでしまってはどうだろうか。誰もができることを誰もができないほど丁寧にやり尽くすあなたの姿に感動し、楽をして得たものでないことを理解した相手は「嫉妬」から「賞賛」に変えてくれるだろう。