評価 (3点/5点満点)
部屋の整理だけでなく、時間や思考の整理にまで踏み込んだ1冊です。
・頭の中のモヤモヤをすべて吐き出して、雑念を取り払う(脳内の整理)
・雑念が視界に入らないよう、必要なものだけを厳選する(環境の整理)
・その上で、日常生活に目標達成への一歩を組み込む(仕組み化)
目標達成を実現するための「脳内・環境」の整理、「仕組み化」の継続の方法を伝えています。
「仕事が忙しい」「また落ち着いたときに」と先延ばしにしていては、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
本書を参考にして、あの手この手で物事を前へ進めていけばいいのではないでしょうか。
【my pick-up】
◎「捨てる会議」で無駄なことを終わらせる
ここで目指すのは時短ではなく、そもそも終了すること。頻度を減らすだけでも十分です。例えば「目的のない職場の飲み会への参加を3分の1に減らす」など、具体的に頻度を設定して、まずは半年間を目安に試してみましょう。所要時間の長いイベントは一部だけの出席とさせてもらうのも手です。「みんなと久しぶりに会いたいけれど、予定が詰まっていて体調が心配・・・」という場合、手土産とともに顔だけ出す、というのもいいですね。1人の時間でも、アプリ・WEBで事前予約できるものはないか、オンライン完結で済ませられないか、動線を工夫できないかなど、外出前にチェックするようにしましょう。
◎年に1回は「本番」の機会を作る
資格試験、勉強、運動、美容・健康、各分野での頑張りたいことに対して「本番」の機会を設けるのです。例えば「健康のためにランニングする」という目標を立てた場合。本番の機会としてマラソン大会を先に申し込めば、練習をさぼるわけにはいかなくなりますよね。身体作りの観点から、直前期は「フルマラソンの日が近いから、飲酒はパスで」と管理がしやすくなりますし、家族や職場にも説明がしやすくなります。「本番を設定し、本番までの期間で練習を重ね、最大の実力を発揮できるように調整する」という流れは、勝ち癖をつけるためにも、ためになるプロセスです。