オイラが浜松で暮らした昭和の時代、ウナギはそれほど大した御馳走ではなかったと思う。
東海道本線や東海道新幹線が浜名湖周辺に差し掛かると、付近一帯はウナギ業者の養魚場で埋め尽くされていた。
それが現在はどうだ、一面太陽光発電パネルに置き換わっている。
ウナギの浜松は何処へ行ってしまったのだ。
旧東海道の松並木がかろうじて残る街道筋。
参勤交代の大名行列がここを通ったんだ。
周辺の民家に気を使ってかめちゃくちゃに剪定されているが、それでも健気に生き残る松に感動。
市の名が浜松って言うくらいだもんね。
本日目指すうなぎ屋が近づいてきたが、なんと店舗全体が工事用の覆いで包まれている。
ここまで来て休店は嫌ですよ。
それでもお店は営業中だった。
うなぎ屋というより、懐石料理が運ばれそうなお座敷に通された。
足をたたむのが苦手になっているので、この形は助かる。
オーソドックスなうな重をいただいた。
ウナギがこんなに高価な食べ物になるなんて、大衆食堂で食べられた子供のころに戻りたい。