行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2009年6月6日(土)の日記

2009年06月06日 | 日記

雨なので今日は映画を見に行くことにする。

見に行った映画はインスタント沼。新宿伊勢丹となりのテアトル新宿で午後1時50分からのを見る。

ちょうど昼頃に家を出れば、先に入場券を買ってから余裕を持って昼飯と思った。が、どうもタイミングが悪く南行徳でも九段下での都営新宿線乗り換えもホームへ出たら行ったすぐ後。入場券買ったら開場まで25分ぐらいしか時間がない。

なので早く食べられるものをと伊勢丹の脇にある富士そばへ。

映画を見る前はあまり水気を取りたくないから、ミニ豚カルビ丼もりそば

あらためてテアトル新宿へ。このシアターは初めて。

さて、インスタント沼は公開1週目ぐらいだけど今日、見た回はほぼ満席だった。若い年代の人間が多い状態。

どんなところに人気があるのだろうかと思ったが、どうも昨今の時勢で意気消沈した状態の世の中へ”元気付け”メッセージを放つ作品のようだ。それで、若い人間が多いのだろう。

自分にはどうかというと、そういうものには今はもう余り感じるところがない。世の中の気分が陽から陰、躁から欝へと変化したような時代というと、中学1年のとき(1973年(昭和48年))には第一次石油ショックがあって、外国から石油はいくらでも入ってくるという安心感が崩れ去り、景気も悪くなって世の中の気分が一気に沈滞した。その2、3年前から環境問題が深刻になっていたことも拍車を掛けた。

それから約10年後、大学を出て社会人になる頃には10年前の心配も大丈夫だったということで世の中の気分も上昇してきたが、それがやがてバブル景気になって、そのバブルがはじけて再び沈滞した気分になったのが1990年(平成2年)から1991年(平成3年)にかけて。自分が30代に入った頃。

石油ショック後の時代に、どんな”元気付け”作品があったかは記憶がないが、バブル崩壊のときで思い出すのは映画「波の数だけ抱きしめて」。自分と同世代の主人公(俳優は少し若いが)たちが1991年から、気分が上向きになって浮かれた気分が出てくる直前の1982年-その年の夏休みの出来事を回想するという内容だった。この映画では1991年の場面がモノクロ、回想の1982年がカラーとなっていたのだが、ラストで主人公たちが砂浜を歩き始めると画面がカラーに戻る。この演出がつまりは、沈んだ気分で過去をひととおり懐かしんだあとは再び歩き始めようという”元気付け”でもあり、勇気を与えるメッセージを持っていた。ずっと前に手放して手元にないが、この映画のレーザーディスク版が出たときは買って、何度も見ていた。30代の初め頃も、まだまだそうした”元気付け”になるものが自分としては必要だった。

だけど、それからもう20年近くたって年を取った分、さすがに今日の映画にも、もう共感したりするようなことがない。むしろ、若い人間が多かったことから、今、書いたようなことを思い出した。

全般的な内容はコメディだけど、じゃあコメディ映画としてはどうかと言えば、中盤ぐらいまでは笑えたところもあったが、後半になると麻生久美子演じる主人公がやたらとハイテンションになって「キィーキィー!、キャーキャー!」とやるのが耳障りという印象。カラ元気でもいいから、とにかく明るく元気よくやっていればきっといいことがあるかもしれないというのを強調したかったのだろう。昔からのことわざにある「笑う門には福来る」だ。

 

夜は房州料理のきふねに行く。”元気”というとここのママは15年以上、この店をやっていて8、9年前は大病を患ったのに復帰して今も元気に続けている人。ママさんに会うとこちらにもパワフルさが放射されているような感じ。

さて、最初は生ビール。そしてこれがお通し。

そして今日、おすすめのとこぶし煮を食べる。

生ビールが終わったらレモンサワー。次の食べ物はいさきの塩焼き

レモンサワーの次は青りんごサワーにする。それともうひとつ、一品料理のメニューで気になるところがあった。鳥の唐揚とフライドチキンが両方、載っている。(画像で赤のマークを付けたところ)

鳥の唐揚とフライトチキンは同じものだと思っていたが、ママさんが言うには違うらしい。そのフライドチキンを注文。

ふつうは2本出てくるらしいが、のこりが1本分しかなかったようだった。その分、値段は割り引いてもらった。確かに鳥の唐揚とは味付け方が違っていた。表面に油っけを残さず、塩と胡椒での味付け。

それとガーリックポテト。青りんごサワーは計2本飲む。

明日は晴れるようだけど、梅雨入り前の貴重な晴れ間となりそうだ。