ビル・エバンスの未発表アルバムというのがここ数年いくつが出ていて、結局そのたびに買うことになる。これは良いじゃないかと思うものや、これぐらいとか思うものがあったけれど、やはりジャズ・ファンをうたっているので聞かないわけにはいかない。
もちろん今回もかおうとおもっていたらショップに国内版と輸入盤があって2割一寸安い輸入盤を買ってきた。
聴き始めるとこれが引き込まれる、1曲目"Suger Plum”から緊張感あるプレーが始まります。
エバンスのアルバムで聴く機会が一番おおいくらいな「You Must Bilieve in Spring」や「I will Say Goodbye」の一寸前のコンサートの模様だから、一番いい時期だったような気がします。
トリオの録音バランスもわるくないし、クリエイティヴなエバンスのフレーズが飛び出してきて、惹き込まれるようにエバンスを聴くことになります。
1976年に録音されて、40年以上どこにもリリースされていないアルバム、エバンスを愛してやまなかった人々でも聴くことが叶わなかった演奏が流れているわけで、このエバンスは初めてだなと思う。
そしてそれが、相当レベルが高いと思えます。
このアルバムの登場はここ数年のエバンスの発掘盤のなかの快挙です。
on a manday evening / the bill evans trio
BILL EVANS (PIANO)
EDDIE GOMEZ (BASS)
ELIOT ZIGMUND (DRUMS)
1976年11月15日、マジソン、マジソン・ユニオン・シアターにてライヴ録音
1. Sugar Plum
2. Up with the Lark
3. Time Remembered
4. T.T.T. (Twelve Tone Tune)
5. Someday My Prince Will Come
6. Minha (All Mine)
7. All of You
8. Some Other Time