サックスづいて続けて買ったのがこのアルバム、昨年でているけれど一寸気になっていて試聴して購入しました。
ECMデヴューだそうですが、2枚組というのが驚きます。
1枚がピアノとチェロのトリオ、2枚目が弦とホーンの入ったアンサンブル、これが凄い。去年聞いていたら今年のベストに入れていたと思います。
ノルウェーのミュージシャンだそうですが、この人をデヴューさすアイヒャーも凄い。
ロープでテナーを背中に縛ったメッサ・ヘリウエッテ、私ロープでなくていばらでくくっているような、聖職者のイメージ、まるでECMが大きな使命を彼女に負わせている様に感じます。
チェロがはいっているから買ったところがあるのですが、楽器の特徴を押さえてサウンドの情景を作っていく1枚目。
実は感じとしては2枚でなくて2枚目だけでその凄さが理解できるのですが、デヴュー作、彼女の要素をはっきりさせる1枚目も合わせて出したいというのがアイヒャーではないでしょうか。
大きなアンサンブルを従えて2枚目、1曲1曲の完成度があって、1枚目の要素が曲に昇華した感じです。
5曲目、テナーの咆哮、リべレーション・オーケストラのデューイ・レッドマンを思い出します。
16曲目、2枚目で一寸長めの曲が聴きどころになります。かなりフリー度が強いと感じる方いるとおもいますが、私は構成のしっかりした完成度を感じます。
いろいろサックスとは出会うけれど、ドルフィーに出会った時みたいとは言い過ぎでしょうが、ここのところ驚かなくなっているから一寸そんな感じ受けました。
Mette Henriette
Mette Henriette (Saxophone)
Johan Lindvall (Piano)
Katrine Schiott (Violoncello)
Henrik Nørstebo (Trombone)
Eivind Lønning (Trumpet)
Sara Övinge (Violin)
Karin Hellqvist (Violin)
Odd Hannisdal (Violin)
Bendik Bjørnstad Foss (Viola)
Ingvild Nesdal Sandnes (Violoncello)
Andreas Rokseth (Bandoneon)
Per Zanussi (Bass)
Per Oddvar Johansen (Drums, Saw)
Recorded at Rainbow Studio, Osalo
Engineer: Jan Erik Kongshaug
Produced by Manfred Eicher
CD 1 / O
01 so 1:41
02 oOo. 3:47
03 the taboo 1:55
04 all ears 3:56
05 but careful 1:01
06 beneath you 3:10
07 once 3:53
08 we were to 0:54
09 3 - 4 - 5 1:59
10 hi dive 2:52
11 a void 4:27
12 the lost one 1:10
13 in circles 3:41
14 I do 3:48
15 O 3:18
CD 2 / Ø
01 passé 5:00
02 pearl rafter 1:04
03 veils ever after 1:54
04 unfold 0:40
05 wildheart 5:44
06 strangers by midday 2:51
07 late à la carte 4:10
08 so it is 1:38
09 ? 3:32
10 true 0:47
11 this will pass too 0:58
12 but we did 3:48
13 I 8:09
14 breathe 3:59
15 off the beat 1:51
16 wind on rocks 6:34