10YEARSSOLOLOVIVE / BRAD MEHLD
[CD1:Dark/Light]
1. Dream Brother
2. Blackbird
3. Jigsaw Falling Into Place
4. Meditation I - Lord Watch Over Me
5. And I Kove Her
6. My Favorite Things
7. This Here
[CD2:The Concert]
1. Smells Sike Teen Spirit
2. Waltz For J.B.
3. Get Happy
4. I'm Old Fashioned
5. Teardrop
6. Holland
7. Meditation II - Love Meditation
8. Knives Out
[CD3:Intermezzo/Ruckblick]
1. Last Chords
2. Countdown
3. On The Street Where You Live
4. Think Of One
5. Zingaro/Paris
6. John Boy
7. Intermezzo In B-flat Major, Op.76: No.4
8. Junk
9. Los Angeles II
10. Monk's Mood
11. Knives Out
[CD4:E Minor/E Major]
1. La Memoire Et La Mar
2. Bittersweet Symphony/Waterloo Sunset
3. Intermezzo In E Minor, Op.119: No.2
4. Interstate Love Song
5. Hey You
6. God Only Knows
Brad Mehldau(p)
年末にちかづいて、ここのところ結構気になるピアノのアルバムがリリースされている。今年中に聞いてどう思うかを決めておかなければと思うのがこのアルバム。
これを来年に回してしまうわけにはいかないでしょう。
ブラッド・メルドーのヨーロッパでのソロ演奏をCD4枚に収めたもので、3,300円と結構安く入手できました。
メルドーのライヴの模様はCDとしてリリースされているので、なぜ今更10年間なのかというのが最初に思ったことで、年間に10枚アルバムを選んで来ている私にとってはそこを結論つけなければいけない。
結論からいえば肯定的な結果になったのだけれど、ミュージシャンがアルバムをリリースすることについて改めて考えてしまった。
エリック・ドルフィーのあの言葉があるように、ジャズは非常にコンテンポラリーなもので、生に音をきいてその時を過ごすことが一番というのは基本的に正しいと思う。
しかしながら多くの人にアピールするためにはそれだけでは無理なわけでアルバムとなる。最初の論をベースにすれば、最新の演奏をリリースするのが筋だと思う。ところが今回は10年間だからどうかと思ったわけだけれど、聴いてみてこれはリリースされて良かったと思う。
多くを録音して良かったものを選択した良いとこどりになるから、1つのライブをアルバムにしたり、スタジオで一つのアルバムを作り上げるよりづるいといえばづるい感じを受けるかもしれない。
キースなんかもそんなアルバムつくりになっているような気もする。しかしこのアルバムは4つのテーマで演奏が選択されていて、メルドーの持っているアプローチを提示するという形になって新しい意図が加わっていてそこが良い。
ミュージシャンがアルバムをリリースするということは、とても真剣な行為だと思う。気楽な気分でアルバムを作るわけがなく、もしそのように感じるものがあれば、それは売らんがための製作会社の意図がくわわるからだと思っています。キースやメルドーぐらいに永く演奏活動を続けていれば、ある期間の演奏をリリースすることも許されると感じます。
特にこのアルバムは、テーマがあるのでより素晴らしいとなるわけです。
Eldar DjangirovがWorld Tourと題していろいろなところで録音している者をだしているけれど(VOL.1とあるから次もねらってりるのだろ)これなんかは早すぎと感じているからそれの反対側とこのアルバムを受け取りました。
ということでメルドーの今回のアルバムは、メルドーの意味を主張する良いがあって、ただただの良いもの集めでなく編集されたのがよかったです。
このように弾くピアニストは確かにいないとおもうのでやはりこのアルバムの意味は重要だとと思います。