ルイージ・マルチナーレが来日した時にはたくさんのCDを持ち込んで(案内が豊田さんだったから安心して)サインをしてもらったけれど、「CARUSO」を愛しているといったら、すごく喜んでくれた。彼もお気に入りだったようです。
そのルイージの新しいアルバムが出ているのをしってあわてて買いました。
1曲目モンクの曲でもちろんモンクなんだけれど、こういう和やかなモンクも珍しい。
2曲目はルイージの曲、この人の曲は昔から良い曲が多く、これも何とも気品がある。このアルバムでは6曲が彼の曲で、2曲がモンクとスタンダード。
3曲目もモンクの曲、軽快なモンク、ジャズの楽しさが現れた演奏です。
4曲目はスタンダードをしっとりと。
5曲目はなんとファンキー・チューン、タイトルが“Christmas Bonus”5曲ルイージの曲が続いて、6曲目が“A Jump For Joy”これもいかにもタイトルが表していて、この人曲が出来てからそれに合わせてタイトルつけているのか、タイトルで曲をイメージしているのか、とにかく楽しい曲がつづきます。
7曲目は和やかで、かろやか、8曲目も良く歌うピアノ、ルーベンのベースも歌うし、パオロのドラムスも歌う。
9曲目、これも良く歌う演奏でスタンダードで締まります。
マルティナーレは豊田さんのところから続けて素晴らしいアルバムが出していたけれど、今回もそれに引けをとらない素晴らしいアルバムです。
楽しい気分にさせてくれるアルバムというのは珍しい。こうゆうアルバムが注目を集めてくれないかということで、今年のクリスマス・パーティーはぜひこのアルバムを聞きながら過ごしましょう。
face the music / LUIGI MARTINALE
Luigi Martinale (p)
Reuben Rogers (b)
Paolo Franciscone (ds)
1.Ask Me No
2.Caress
3.In Walked Bud
4.For All We Know
5.Christmas Bonus
6.A Jump For Joy
7.Breath
8.Cedar Seed
9.Indian Trick
10.It Could Happen To You