アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

うらめしや~、冥途のみやげ展 幽霊画が上野に集結!

2015年09月12日 | 美術館・博物館

開場時間の10時ジャストに
着いておきたかったのに…
約40分出遅れたぁああ…
グガァアアェエエエ!!
なんじゃなんじゃなんじゃぁああ!!
大盛況ぉぉおお!!
大混雑っっっ!!
入り口から詰まってるやないかいなぁああ。

うらめしや~、冥途のみやげ展
7月22日(水)~9月13日(日)
東京藝術大学大学美術館

幕末から明治にかけて活躍した落語家の
三遊亭圓朝(1839-1900)。
怪談噺が得意だった圓朝の菩提寺である
谷中・全生庵には、圓朝が蒐集した幽霊画など
50幅が所蔵されています。
全生庵の圓朝コレクションを中心に「うらみ」の
表現をたどる企画展です。

グハァアア…。
読みが甘かったなぁ…。
まさか、こんなに沢山の人が
あの世の人…
アレ…この世の人か。
興味みがあるなんて…ぇええ。

圓朝の紹介から。自筆本やゆかりの品々
これはスっ飛ばそうぉお。
掛け軸姿でズラリと並んだぁあ。
幽霊画が見たいのよぉおお!!

中高年の男女がひしめき合ってるぅうう。
ちっこい子供が「これ女の人?」
彼女が指差すあっちにもこっちにも…
幽霊がぁあああ!!
でも、全然怖くなぁあいぃい。
人間パワーの方が勝ってるもんね。
熱気でムンムンしてるんだよぉお。
幽霊画と私のマンツーマンだなんて、
そんなこたぁ思ってませんでしたよ。
それでもねぇ…この人混みは…
嗚呼ぁっぁああ…想定外だぁあ。
ムードが全然無いじゃないかぁぁあ。
ゾゾゾォォォオ…。
ってな感じになりたいじゃないかぁぁあ。
だからぁあ、
平日の夜も開けろっちゅうの!
せめてぇえ、
金曜は19時までやってろっちゅうの!
これぞ、うらめしや~。

もうね、私ぁねぇぇえ
人の後ろから見るよ!覗き見状態だよ!
…クッソォオ!
もっと近づきてぇええ!!
こういう時は、
とにかくザザザっと全体を観てね、
もう1度観たい場所に戻って
ゆっくりするのヨ。
お次の部屋へレッツ!

能面がっっっ!!
ウワァァアア!!
般若がっっ!!
こりゃぁ怖いわぁああ。

圓朝が楽屋や家庭で使用した遺愛の品々
ヘェエ!これは貴重じゃぁありませんか!

歌川国芳や葛飾北斎の浮世絵、
月岡芳年の錦絵、河鍋暁斎の近代日本画
う…うぅぅむぅぅ…。
こうなってくると…
ドキドキしないなぁ…。
月岡芳年が好きだから、
普通ならジックリ観たいところだけれど…。
やっぱり今日は、
掛け軸の幽霊画モードなのだぁあ。

あぁあああ!!もぉおおお!!
どこもかしこも人だらけでさぁああ。
ダメだ…落ち着かないぃいい。
ジグジョォォオ…
またしても、うらめしや~。

ん?どこからか拍子木の音が…。
講談師・一龍斎貞水の『四谷怪談』口演の
映像を上映してるんだ!(19分間)
オオ!その昔、
どっかの劇場で聞いた事があったなぁ。

なんじゃぁありぁあ!
なにかスゴイ物が陳列されてるような…
小走りになって突撃!
道具入り怪談噺で使われた仮面
ギョワァァア!!
怖えぇぇええ!!スッゲェエ!!

上村松園(1875~1949)の「焔(ほのお)」
嫉妬の化身となった生霊を造形化してるんだって…。
上村松園をよく知らないんだけど…(おいおい)
美人画で有名なんでしょう。
だから気になってたんだけど…ぅ。
うぅむぅ…。
よくよく見たら怖いような…。
うぅむぅ…。
図録の表紙にもなってるのに…。
ツボに刺さらず残念…ぅ。
やっぱりパっと見て、
うらめしそうな気持ちが伝わってくる
掛け軸の幽霊画の方が好きだぁああ♪

とにかく、最初に戻ろう。
幽霊さん♪幽霊さんが見たいぃい。
おどろおどろしさを満喫したいぃい。
ウッワァアア!!
さっきより人が…っっ。
ドンドンドンドン増えているぅうう。
係員が「他の展示室の空いている場所からご覧下さい」
一生懸命言ってるよぉお。

あ!あそこ!あそこがポッカリ空いてるっ。
誰もいないぞぉお。ダァアッシュぅう!
怪談牡丹燈籠
ドロドロドロ…
下座音楽が聞こえてきそうだぁあ♪
お露と乳母のお米だぁあ♪
牡丹燈籠を持つ乳母の顔が…。
キャァァア!
歌舞伎で何度も観てる演目なのよぉ。
「お嬢さま。ほらそこの窓から入りましょう」
無表情で燈籠を持った手が…
中村吉之丞の、
ブラ~ンと垂れ下がってる手がぁぁ。
どうしても忘れられなくて、
後日わざわざ歌舞伎座に行って、
舞台写真を買ったもんねぇえ♪
嗚呼…。懐かしいなぁ…ぁ。

オオォォオ!!
お久しぶりの幽霊さんたちがぁああ♪
あっちにもこっちにもぉお。
実はね、10何年も前かな…ぁ
谷中の全生庵に…2度かな…
幽霊画を観に行ったのよぉ♪
三遊亭円朝”奉納落語祭”ってのにも
行ってみたことがあったなぁ。
後は…どこかのデパートで…
家の本棚をひっくり返して…。
デタァア!!
平成12年8月銀座松屋
『三遊亭圓朝没後100年記念
圓朝コレクション 幽霊画展』
図録持ってるよぉお♪ 

この世に”幽霊画”っていうものが
存在すると知った時に、
幽霊がこんなに沢山描き残されてる。
ってことに驚いたんだよぉお!
勿論、目の前にしたら恐怖を感じるよ。
ゾゾゾォォオ…だよ。でも、
「怪談牡丹燈籠」や「怪談乳房榎」、
「四谷怪談」、「番町皿屋敷」
歌舞伎で観ている作品と、
こういう形で出会えるっていうのが
なんだか嬉しくってさぁ♪
「四谷怪談」なんて、
夏になると映画をテレビで観たり。
そんな世代なもんで、
馴染みもあるんだよなぁ♪

会場のレイアウトが!
流石に美術館だぁあ!
この演出力!アッパレじゃ!
とにかく薄暗ぁぁぁいぃぃ。
幽霊画でビッシリと埋まった部屋の中央は、
天井から蚊帳が吊ってあるのよぉお。
キャァァア!
お岩さんを思い出すじゃないのさぁ。
怖いやないかいなあぁ。
そうして角々に、
足元を照らす雪洞(ぼんぼり)がっっ。
明かりがボ~っと…。
笹の葉がっ。…造花だったけど。
絵にこれ以上は近づかないで。
っていう線が…
注連縄だ!白い紙…えっと、紙垂(しで)!
まさにここが結界っっ!!
ムード満点やぁあああ!!
キャァァア!

怨みが残って成仏出来ない…。
そんな幽霊を怖ろしいと思いながら、
きっと理不尽な事情があったのよ。
なんてね。
何やら哀れに思ったり…。
やっぱり着物姿だから、
遠い話のような気もしてるのかなぁ。
いや…結構身近な感じもするなぁ。
”怪談”が好きだから、
こういうのもルンルン気分で、
来てしまうのかなぁ。
イギリスのゴシックホラー『ウーマンインブラック』
あの!ビビリまくる恐怖!
心臓バックバク!!
とは全くの別物なんだよね…。
なんだろうね…ぇ。

ゾゾゾォォっとする場所は、
ここだけではなかったぁあ。
1階の特設グッズショップがぁああ!

こんなに展覧会にマッチしてる店を、
見た事がないぞぉお!
キャァァァ!
店員の服装が…ぁああ!!
白装束ぅぅぅぅう。
恐やぁあああ。

白い暖簾を潜って中へ…。
厄除けの護符とかお守りも売っている。
ウギャァ!
ポストカードは…
掛け軸の幽霊画の種類が少ない…ぃ。
残念だぁ…。
おみくじがっっ。100円だって!
“大大吉”を当てると、
オリジナルポストカードを1枚プレゼント。
オオ~!チャレジャーがいたぁ。
何やら有名なお饅頭も数量限定でっ。
むっちゃ凝ってるやないのぉお。
アッパレじゃ!

展示会オリジナル物とは別に、
幽霊や妖怪に関する本もたっぷり置いてあるぅ。
うわっ!
気がつくと何冊も手に持っておったわぁい。
またいつか拙宅に載っける気満々。 


図録とマグネット 

東京藝術大学の芸祭なんだ!!
だから表も人でいっぱいなのかぁあ。
これは…神輿!!!
美術館の横にドド~ンっとぉ!!
なになに…学部別に作られてるのね!
道路を渡った校舎の中にも色々あったよぉお。 

うらめしや~、冥途のみやげ展 公式サイト 
インターネットミュージアム(画像、動画あり)

シネマ歌舞伎 怪談牡丹燈籠
 (2009.8.31記) 
中村吉之丞 逝く… (2014.1.29記)
舞台の大衝撃!!ウーマンインブラック (2015.9.8記)


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オォォォオ!! (きばりん)
2015-09-13 03:38:34
って!!擬音と叫びと…w
かしましさん、叫びまくってますね(笑)
これは確かに観たい!!
京都でやってたもんより面白そうですやん。
上村松園さんの焔は確か上村松園展ってのを観に行ったときでしょうか、見て…惚れましたわw

私、怖がりだけど…ホラーとか好きみたいです(笑)
返信する
ゾゾゾゾォォ (かしまし娘)
2015-09-14 15:49:08
きばりん様
一堂に会しました!圧巻でした!
きばりんさんにも叫んで…いや、楽しんで頂きたかったです。
いつか夏に谷中の全生庵へお越し下さいね。
幽霊さんたちが手招きして(笑)待ってまっせぇ。
京都でも何かやっていたのですね!

私は怖がりじゃなかったんですよ。スプラッターもOKでしたし…。
でも東日本大震災でなんか変わってしまったんです…。
今は色んな物が恐くて観れません…(涙)
「世にも奇妙な物語」ですら…ご勘弁を…
という感じになってしまい…ぅ。
でもね、この幽霊さんたちは別でした♪
返信する

コメントを投稿