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ドイツのバウハウス!

2008年09月25日 15時25分58秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲あの有名な、ドイツのバウハウスの玄関口


ドイツエコバウ建築ツアー その(37)です。

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

今日は、近代デザインに大いに影響を与えた、バウハウスの紹介です。




▲階段や廊下も、アクセントの付け方が何となく良いですね。▼






▲舞台であり、講堂でもある部屋です。
写真の日本女性は、このバウハウに勤めている方で
館内すべてを案内して下さいました。
バウハウスの案内や説明をすることに喜びを感じていらっしゃる
様子が、写真からもわかりますよね?




▲席の方を見る




▲舞台の裏は、食堂になっていました。
 白に赤と黒のアクセント




▲この椅子は、インテリアデザイナーなら誰でも知っている、
マルセル・ブロイヤーの椅子です。


それまでの座り心地の良い椅子は、非常に重かったのです。
家の掃除をする主婦は大変ですね。

この椅子が画期的だったのは、手で回転させることができるくらい軽いのに
座り心地が良かったのです。

バウハウスは、デザイン学校というより工芸学校ですから、
実際に製作したのです。

量産化可能で機能的な素晴らしいデザインやアイデアに、
世界中のデザイナーやメーカーが驚いたのです。






▲道路から見た、外観。バウハウスの文字看板がハッキリ。




▲世界の人々を驚かせたのは、工芸品だけではありませんでした。


この当時、外壁が全面ガラスのこの建物のデザインは、一体どんな構造になって
いるんだ!という、非常な驚きを世界に与えたのです。

現在ならカーテンウォールというガラスの外壁の工法があります。

この建物は、内部に柱がありますので、現在のカーテンウォール工法とは異なり、
それまでの技術の駆使で可能になったものですが、画期的だったのです。





以前のドイツエコバウ建築ツアーシリーズは、 


ドイツエコバウ建築ツアー 
 


横浜市 建築家  

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2 コメント

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バウハウス (paper architect)
2008-09-28 15:19:40
新潟市新津美術館で現在開催中のバウハウス・デッサウ展を観て来たばかりなのでとても興味を持ってブログを読ませていただきました。世界遺産にも登録されたそうですね。確か90年くらい前の建物のはずですが、リノベーションしたのでしょうか。とてもきれいですね。
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Unknown (シミズ)
2008-09-28 20:53:08
こんにちは。1925年ですから、80年以上経っていますね。戦争で、一部損壊したようですが、修復されています。

カンディンスキーなどのマイスター(教師)の住宅も次回紹介しますので、お楽しみに。

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