一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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テレビ 劇的大改造!ビフォーアンドアフターの裏話(1)

2006年10月25日 09時38分32秒 | 建築家の日記
こんにちは、ミタス 一級建築士事務所の清水煬二です。

もう3年くらいになりますが、2003年の11月に朝日テレビの「劇的!大改造ビフォーアンドアフターに匠として出ました。この番組は、一時は毎週行っていましたが、現在は特番扱いで、たまに放送されているようですね。 

私が出演して初めてわかった、その話をときどきいたしましょう。

工事が始まってからは、番組のアシスタントディレクターが朝から晩まで、正確には職人さんの来る前から帰り終わるまで、ビデオカメラを持って毎日現場に居てくれたことには、驚きました。

何をしているかというと、ビデオで進行状況を撮影しているのは、もちろですが、朝の10時や午後の3時には、職人さんにお茶やお菓子を出してくれるのです。夏の暑いときには、冷たい飲み物以外にも、ハーゲンダッツのアイスクリームまで買って来てくれて職人さんみんなに出してくれまていました。他にも、ゴミ出しや清掃、材料の移動なども手伝ってくれていました。

これは、職人さんに少しでも気持ちよく仕事してもらうために、気を使ってくれてのことです。

よく、「あの値段でできるわけない」と聞きますが、私もそう思います。(笑)ですが、私の場合は、工事をしてくれた業者に損をさせるわけにはいかないので、コストダウンするために必死でした。

インターネットでアウトレット品やB級品を探したり、オークションで材料を落札したり、メーカーに掛け合って、通常よりかなり安く仕入れさせてもらったり、下請けの職人さんには、原価でやってねとお願いしました。

外部のデッキや竹の塀、ガーデニング部分の飾りなどは予算がなかったので、ホームセンターで材料を購入し、道具を無料で貸してもらい寸法カットなどを行って、トラックを借りて現場に運びました。その他もいろいろなショップを廻り、安くて良さそうなものを探し廻りました。取り付けは自分で行い、工事が必要な部分は手伝ってもらいながら、私も先頭に立ってかなりの作業をしています。

しかし、普段はここまでしませんので、こんなコストが下がることはありません。私の人件費はあくまで別ですから。

工事期間中は毎日のように時間を取られましたが、職人さんともスタッフの方とも、楽しく進めることができました。



▲この写真に見えているものは、ほとんど自身で購入し、ビス留め、紐結びから取り付けまで行いました。水中ポンプや水中ライト、外部スポットライト、壺や枕木、玉砂利、流木、水差しの青竹や塀の竹、ガラスブロックも。10軒くらいのショップから寄せ集めました。          100円ショップで購入したものさえあります。。。。(^^;)ゞ



毎日の仕事である住宅設計や監理、相談を通して皆さんの参考になりそうな考え方や実例を気ままに情報発信しています。
他の建築家や業者では聞けない内容が多いはずです。この情報で、いつの間にか皆さんが、正しい住宅の考え方を身に付けられ、日本の住宅を本物に変えていくお手伝いが少しでもできれば、幸いです。

ミタス一級建築士事務所では、毎月第3土曜に住宅の勉強会をボランティアで行っています。ご希望の方は、気軽に参加してください。


ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/
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